私とアイツの関係 【二口堅治】

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『二口ぃ〜ちゅーして……』




二口「ん……可愛いあずさ」




『私だと思わないで…あの子だと思って抱いて私に触れて？』




二口「じゃあお前もな？」




『うん…はやくきて』




今日も二口の家で体を重ねる。




二口は私のことをあのマネージャーだと思って抱いてる。



二口の目が揺るぐ。私の体で感じてる。



それがたまらなく嬉しかった。



けど行為の後は虚しくて空っぽだった。




『んっ……二口っ好き』



気持ちよくなる中で大好きな人の名前を呼んだ。




私に抱きついてくる手の力が強まっていった。




『じゃ、帰るね。またしよ』



二口「もー帰るの？…もっとゆっくりしてていいのに」



『明日も部活でしょ？そんなに邪魔出来ないって』




二口「お前ってそーゆーとこ律儀だよなぁ」




『そーですか？笑 じゃ、ばいばい！』




私今ちゃんと笑えてるかな。



二口との関係は今に始まったことじゃないのに、別れ間際は1番辛い。



行為以外ならなんでも辛いかも。



私に好意はもう向けられていないから。




二口「途中まで送る…もう暗くなっちゃったし」




『ほんとー？ありがとね、そゆとこ好き』




二口「ありがとーございます。ブハッww」




『笑ってないで帰るよ？はやく送って』





二口「はいはい」




私にすればいいのに。



何度思ったことか。むず痒くて、大好きで。




早く手に入れたい。

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