忘れても愛してる。【轟焦凍】 (ページ21)

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お茶子ちゃんが親身になってくれたおかげで

気持ちを伝えようと思えた。

A:今から私の家の近くにある公園に来れる？

焦凍:行けるけど、なんかあったのか？

A:言いたいことがあるから

焦凍:わかった。今から行く

速攻着替えて、公園に向かった。

________…

着いた時にはもう焦凍はいた

「ごめん、待った？」

「いや、今来たとこだ」

満点の答えいただきましたー…

「それで、伝えたいことってなんだ？」

「えっとー…

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私も焦凍が好き」

好きって伝えるのって緊張するんだね、

「は、え？ほんとか？」

「本当だよ、

でも、付き合うことはできない。

付き合ったらきっと、貴方は傷つくから…」

「俺はお前になら傷つけられてもいい、

だから、理由だけ教えてくれ…」

「わかった、でもこれだけは約束して…

聞いても絶対に辛そうな顔とかしないでよ」

「約束する。絶対にしない」

「私、どんどん焦凍のこと忘れて来たの。

もう、中学校のこととか入学したての時のことは全然覚えてないの…

どんどん、忘れてくから多分焦凍のこと覚えてるのは後、２日くらい。

でも、名古屋デートはできると思うよ…！」

「あと、忘れられたことは誇りに思ってね。

忘れられったってことは、私の愛おしい人になったてことなんだよ

だから、忘れられても絶対に悲しく思わないでね」

今日で２回泣くとか、ありえない。

しかも、高校生になってもそれってどうなのよ…

でも、涙が止まんないの…

「泣くなよ…

俺だって、俺のことどんどん忘れられてって泣きたいんだよ！！

でも、Aが辛そうな顔とかするなって言ったから…」

そんなこと言ってるけど、もう泣いてるよ焦凍。

「後、忘れられることを誇りに思えって馬鹿じゃねぇの？

好きな人に忘れられることがどんだけ辛いか…」

「でも、お前にとって俺が愛おしい人になれたなんて嬉しいけど、喜んでいいのかわかんねぇよ…」

「私だって忘れたくないの…！

でも、忘れちゃうから仕方ないでしょ…

だから、残りの２日間くらい楽しもう…」

「そうだな…残りの２日間だけでもお前を幸せにする」

「よろしくお願いします…！」

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