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やらかしパンダが謝ります ページ10

貴方視点

最近は凍えそうなくらい冷たい風か吹き、外にいると芯から凍ってしまいそうになるようになってきた

そんな日の夕方
まだ16時すぎたのにあたりが薄暗い

その中私は壊れた窓から風が吹いてくる廊下に立っていた

とある人物を探していたのだ

『うぅ〜さぶ!…ほんとどこに行ったのやら』

風に晒されているせいかカイロやマフラーで暖めている身体がどんどん冷えていく


かれこれ15分くらい探し回っていた

『もしかして帰っちゃったのかな?連絡してみようかな……』

もし彼が帰っていたのならスマホに連絡をすれば返信が来るはず…

スマホに手をかけた


その時

「何してるの?A?」

彼が現れた

『何してるのって…』

「すごい冷えてる!これ着けて!!」

そう言い彼は自身のマフラーを私のマフラーの上からさらにまいた

『ありがと…てか、そっちが呼び出したんだよ、なかむ』

私がそう言うとさっきまでニコニコだった顔が青ざめていく

「……っ!思い出した!!マジごめん!!!」

彼の声が廊下に響き渡る

何気にこんなに彼が大声を出しているのを聞いた事ないかも…

「俺のせいじゃん!!やば」

『別にいいけどさ。で?何か用だったの?』

「えっと…あ!一緒に帰りませんか?」

なんだそれだけか

『いいよ。帰ろ』

青ざめていた顔はみるみる笑顔になっていく

「じゃあ、手!繋ご!!」

『手?』

「うん!そしたら暖かいでしょ!ね!」

私よりも幾分も大きくて暖かい手を差し出される


私はその手を取りこう言った

『私をここまで冷たくした分、暖めてよね!』

「もちろん!!」











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優人(プロフ) - うわぁぁぁぁありがとうございます;; (2020年5月4日 22時) (レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧咲ですね  x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月24日 21時

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