白尾さん達にさーせんでしたァァァ!!!!【WT】 (ページ6)

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小柄な鮫に謝りますページ6

※shkと貴方は、幼馴染です。もしかしたら甘い可能性があります。ご注意ください

貴方視点

某月某日私は、やらかしてしまった

それは何かと言うと目が覚めたら布団も何も羽織らずベッドに突っ伏している幼馴染の姿を見たからだ

何故！？と思ったが昨日の事を思い出してみる確か私は、

『げっ雨降ってきた。傘もってきてないよ…仕方ない。走るか』

そう距離もない、いけると思い雨の中傘もささずに走って帰ってきた
まあ賢い皆さんならご察しだろうが案の定身体は冷えきっていた
だってまだ昼間でもブレザーが手放せないほど冷え込んでいるのに雨の中を走っていたんだ

家に帰るとその日は、何故かしゃけがいた

今考えると不思議だったがその時の私はそんなのどうでも良くて寒すぎて思わずしゃけの体温を感じるために飛びついた

ギュｯ運動神経が人一倍いい彼は、いきなり抱きついたのにも関わらず受け止めてくれた

「おっと。なんだよってか、冷た！ずぶ濡れじゃん」

『傘忘れたから走って帰ってきたの』

「バカじゃん」

『いきなり降ってきた雨が悪い』

「バカ」

『バカじゃない』

「とりあえず、風呂はいってきたら？」

『そうする』

自分より幾分も暖かいしゃけから離れ風呂場に向かう

『ふぅ暖まったぁ。』

風呂から上がりリビングに向かうと冬のお供のコタツでしゃけが課題をこなしていた
そういえば何故しゃけが家にいるのだろうか

「ん？あがったか」

『うん。めっちゃ暖まった！所でなんでしゃけがいるの？』

「あぁ。Aのお母さんから頼まれたんだよ。早く帰れるようだったら家に来て風呂沸かしておいてくれって」

『ふぅん』

「どうせAの事だから傘も持たずに行っちゃっただろうからってさ」

『流石マイマザー。お見通しだ』

そんなたわいのない会話をしながらコタツでぬくぬくする
どれぐらい経っただろうかさっきまで冷えきっていた身体が嘘みたいにあつくなる
視界がぐわぐわしてきた

『しゃけぇ、あついー』

「コタツから出ればいいじゃん」

『でれない、だして〜』

呂律の回らなくなった舌で出してとせがむ
しゃけは、普段ならこんな事しない私の異変を感じ取ったのか何も言わずに手を引いてコタツから出してくれた

『ありがとぉしゃけぇ』

「ちょっとじっとしてろよ」

そう言うとしゃけが額を触る