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猗窩座 ページ4

「や、離してぇ...!」

「こんなに俺を誘惑してるのに離れろなんて言わないでくれ。大丈夫だ、気持ちよくなれるからな」


疼き始めた私の身体を組み敷いたのは綺麗な金色の扇を持った人間では無い生物だった。見た目は人間だが、爪は長く、牙を持ち、私の足を持ち上げて美味そうだと言いながら舌を這わせる


聞いたことがあった。鬼という生物がいるのだと。まさに今目の前にいるのは鬼だった。鬼はビリビリと私の来ていた浴衣を破り、顕になった私の肌を指先で優しく撫でた。その感覚でさえも快楽に変わってしまうため私の口からは甘い吐息が漏れた


「可愛いなあ。もっと気持ちよくしてやるからな。その後は美味しくいただこう」


そう言った鬼の首が一瞬で吹き飛んだ。私の身体に血飛沫が散って赤く色付く。驚いて縁側の方を見るとそこにはまた別の鬼が立っていた。その鬼はイライラしているらしく私を睨みつけるが、目が会った瞬間、私と同様に"何か"を感じたのか私に近づいてきた


「お前は、オメガか。...おい、貴様。なぜ貴様がこの女を喰らう必要がある?」

「おいおい猗窩座殿、昔俺が言ったことを忘れたのか?女は身体の中で子を育てられるくらいの栄養がある。特にオメガは子を産むためだけの存在なんだぜ?喰らう以外に選択肢はないだろう?」

「...やはり貴様とは価値観が合わないようだ。今すぐ立ち去れ。この女は俺の番だ」


猗窩座、と呼ばれた鬼はそう言って私の方を向いて私を抱いて自身の膝に座らせる。そして何も言わずに私の項に噛み付いた。鋭い牙が皮膚にくい込み、生暖かい血が垂れていく


「や"っ!いたいぃ...っ、ぅあ、」

「我慢しろ。...お前の名前は?」

「っあ"...ぅ、A...」

「そうか。...A、お前も鬼になれ」


そう言ってふっと優しく笑った猗窩座は私を優しく押し倒し、唇にキスを落とした
___________________________

たくさんのリクエストありがとうございます!

ゆっくり書いていきますね!

煉獄杏寿郎→←嘴平伊之助



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包帯無駄遣い装置 - 魘夢様,,,,最高です! (2020年9月30日 7時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - マリイさん» すみません。1度書いているキャラのリクエストは受け付けていないんです... (2020年7月12日 10時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 無惨様が夢主を溺愛してる話と無惨様が夢主の信者みたいになって夢主の言う事だけは聞く話見たいです 無惨様は少量の血を飲むだけで良い日光克服してる設定で 2つ別で (2020年6月24日 18時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - リナさん» 大丈夫でしたか!?あってました!?すごく不安だったのでそう言って貰えて嬉しいです! (2020年6月7日 14時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 魘夢ありがとうございます!!本当に最高でした(泣) (2020年6月7日 2時) (レス) id: 4c020f1f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年12月16日 1時

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