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瑠花の言う通り、瑠都は心配だった。もし自分ではなく瑠花が怪我をさせられた場合、そこにいる人間を襲う可能性がある。御館様に会うとなるときっと柱がいるだろう。飢餓状態になって人を襲ってしまえば容赦なく彼らは瑠花の首を飛ばす。そんな危険があるのに行くわけにはいかなかった
「で、でも瑠花っ」
「大丈夫。もし怪我させられても耐えるよ。それに、瑠都が一緒にいてくれるでしょ?」
「......わかったよ。炭治郎さん、貴方たちを信じて着いていきます」
瑠花の瑠都を信じるその真っ直ぐな瞳に照れた瑠都は少しだけ顔を赤く染めてそっぽを向きながら炭治郎たちに告げた。炭治郎は嬉しいからかニコニコと笑いながら瑠都たちの隣を歩き始め、義勇はそんな彼らの前を歩き始めた
「ある程度のところまで歩いたら隠っていう人がいて、その人たちに目隠しされるけど、鬼殺隊の本部がバレないようにするためだからあまり警戒しないでね」
「わかりました」
炭治郎に言われた通り山を降りて麓まで来ると背中に隠と書いてある隊服を着た人たちがいた。瑠都と瑠花を見た隠の隊員たちは少し警戒しながら2人に近づいていく
「あの...」
「はいっ!!」
「瑠花です。こっちは、瑠都。よろしくお願いします」
「は、はい!」
理性のある鬼だと認識したのか隠の人たちは安心して彼らに目隠しをした。そしてそのまま彼らに手を引かれながらしばらく歩いていくと急に立ち止まる。すると強い気配を瑠花と瑠都の身体は感じたのか、震え始めた
「いらっしゃい、瑠花、瑠都」
目隠しをとられて声のした方を見ると2人の女の子に支えられながらこちらを見る1人の男性とその前に黙って地面に膝をついている人たちがいた
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アオイ - 更新頑張ってください! (2022年1月6日 9時) (レス) @page26 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - nerineさん» 死なないでください!笑。ありがとうございます!期待に応えられるように頑張りたいと思います! (2020年3月25日 1時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
nerine(プロフ) - 初コメ失礼します!神作過ぎてもう死んじゃう←とっても楽しく読ませてもらってます。体調に気を付けて、無理のないように更新頑張ってください!応援してます!! (2020年3月25日 0時) (レス) id: b9ed9857b8 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - 輪廻さん» 長いこと更新していなかったので勝手に完結になってました!すみません! (2020年2月26日 14時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 良いところで終わり?!気になる! (2020年2月24日 22時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月28日 22時