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2日後、瑠花と瑠都が散歩をして帰ってきたとき、彼らは玄関に誰かがいることに気づいた。玄関に足を踏み入れると刀を持った人が驚いて振り返る。2人を認識した人、炭治郎は目を輝かせた
「瑠花ちゃん!瑠都くん!」
「こんばんは、炭治郎さん。...瑠花?」
「あ、のっ...こんばんは。炭治郎さん、あの...怪我、してますか?」
「あ、さっき少し鬼と戦った時に爪で傷つけられたんだ。一応薬も塗ったから大丈夫だよ...って、瑠花ちゃん大丈夫!?」
瑠花は誰よりも人の血の匂いに敏感なため、着物で鼻を抑えながら瑠都の着物を掴んでいる。これは危ないと感じた瑠都は瑠花の腕を引いて家の外へ出た。炭治郎も匂いで瑠花の異変に気づいたからか、何も言わず、静かに待っていた
「瑠花、耐えて。必要なら僕の腕あげるから」
「っ、ん...」
瑠花は瑠都の腕を震える手で掴みながら甘噛みをする。瑠都は思い切り噛んでいいのにと思うが、瑠花は完全な飢餓状態ではない時は基本瑠都を食べたくないのだ。噛み付いた場所から流れ出る血を吸う瑠花の頭を優しく撫でてあげていた。瑠都の血を飲み、炭治郎の血の匂いに慣れた瑠花は落ち着いたのか瑠都の腕から口を離した
「ごめんね、瑠都」
「僕は大丈夫だよ。瑠花が苦しい時も一緒に居るって約束しただろ?」
母親のAが言った通り、この2ヶ月2人は片時も離れなかった。だからかお互いがお互いに依存してしまっている。瑠花は瑠都がいなければ、瑠都は瑠花がいなければ生きていけないだろう。それは久しぶりに会った炭治郎も感じていた
「瑠花ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫です。折角来てくれたのに、心配かけてごめんなさい」
「ううん、いいんだ。元気そうでよかったよ。それより...大きくなったなあ。俺と同い年ぐらい?」
炭治郎の言った通り、瑠花と瑠都は人間で言うと15歳くらいの身長になっていた。成長はしていたが、自分たちで体格を変えられることを知った2人は15歳の姿を維持しているのだ
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見たい話とかあったらコメントしてくださると書きます!
今のところ書く予定の話は
瑠花と瑠都
・炭治郎との出会い編
・猗窩座と童磨との再会編
鬼舞辻無惨がAに会いたくなる話
累が生きている話
地獄での累とAの話
ぐらいです!
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アオイ - 更新頑張ってください! (2022年1月6日 9時) (レス) @page26 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - nerineさん» 死なないでください!笑。ありがとうございます!期待に応えられるように頑張りたいと思います! (2020年3月25日 1時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
nerine(プロフ) - 初コメ失礼します!神作過ぎてもう死んじゃう←とっても楽しく読ませてもらってます。体調に気を付けて、無理のないように更新頑張ってください!応援してます!! (2020年3月25日 0時) (レス) id: b9ed9857b8 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - 輪廻さん» 長いこと更新していなかったので勝手に完結になってました!すみません! (2020年2月26日 14時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 良いところで終わり?!気になる! (2020年2月24日 22時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月28日 22時