ページ ページ12
「瑠花、瑠都。君たちには私の子供たちと共に行動し、鬼から人間を助けて欲しいんだ。もちろん2人一緒でいいからね」
「はい」
「わかりました、御館様」
御館様こと産屋敷耀哉は瑠都と瑠花に向けて優しく微笑みながらそう言った。人としての理性を保ち、未だ人の血肉を食らったことがない2人だからこそ人を救ってくれるだろうと彼は信じているのだろう
「しのぶ」
「はい」
「彼らの健康管理を任せるよ。そして義勇。君は炭治郎たちと共に彼らと行動して欲しい。期待してるよ」
「御意」
話を終えて、柱合会議は終わった。産屋敷が立ち去った後、瑠都は立ち上がって不死川実弥の元へ向かう。懐から手ぬぐいを出した瑠都は実弥の手を掴んで巻こうとするが実弥はその手を払った
「おい、離れろやァ」
「嫌です。僕たちのせいで怪我をしたのに、黙って見ていられません」
そう言った瑠都はまた実弥の腕を掴む。すると実弥は舌打ちをしながらも大人しく腕を差し出した。瑠都は嬉しいからなのか微笑みながら手ぬぐいを実弥の腕に巻く。いつの間にか瑠都の隣に来ていた瑠花が実弥の腕を手ぬぐいの上から優しく撫でた
「...人は傷ついたらなかなか治らないのに、痛くないですか?」
「それならてめェの片割れがてめェに腕食われてる方が痛てェだろォが」
「...そうですね。痛くないと言えば嘘になります」
その瑠都の言葉を聞いた瑠花がビクッと身体を震わせる。それを見逃さなかった瑠都は優しく瑠花の肩を掴んで自分の方に引き寄せた
「でも、瑠花の方が苦しいと思います。皆さんも、食べたい物が目の前にあるのに我慢しろと強いられるのは辛いでしょう?瑠花はいつも我慢しているんです。だから僕が痛いなんて言ってられない」
2180人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオイ - 更新頑張ってください! (2022年1月6日 9時) (レス) @page26 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - nerineさん» 死なないでください!笑。ありがとうございます!期待に応えられるように頑張りたいと思います! (2020年3月25日 1時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
nerine(プロフ) - 初コメ失礼します!神作過ぎてもう死んじゃう←とっても楽しく読ませてもらってます。体調に気を付けて、無理のないように更新頑張ってください!応援してます!! (2020年3月25日 0時) (レス) id: b9ed9857b8 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - 輪廻さん» 長いこと更新していなかったので勝手に完結になってました!すみません! (2020年2月26日 14時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 良いところで終わり?!気になる! (2020年2月24日 22時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月28日 22時