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story 35 ページ36

次の日、私はずっと2人が遊んでいるのを見つめていた。昼間は2人は太陽の下には出れないため、部屋の中でおはじきや折り紙、あやとりなどの遊びをしていたのを、飽きることなく見つめていた。夕方になってからか、限界が来たのだろう。心臓や肺が締め付けられるような激しい痛みに襲われて倒れ込んだ


「がっ!!ごほっ、ごほっ!うっ...はぁ、はぁっ、ん、う"っ...」

「かあさま!!だいじょうぶ!?」


飽きずに遊んでいた2人が心配そうな顔をして駆け寄ってくる。なんで、なんで死ななければならないのだろう。私が一体何をしたというのか。この子たちと生きることを神は認めてくださらなかったのか。ポロポロと涙が零れ落ちて、畳にシミを作っていく


「る、か......ると......」

「うん、るかだよ」

「るともいるよ」

「......に、げて...はや、く...ごほっ、」

「な、なんで?かあさまがうごかなくなるまでっていったっ...」

「くる...わ。うっ...あの、おかた...たち、がっ、さ、あ...はゃ、くっ!」


優しく微笑むと瑠花が泣きながら棚から手紙を取り、瑠都の腕を引いて家から出ていった。そう、それでいいのよ。彼らに見つかってしまう前に、ここから早く立ち去って、そして幸せに生きなさい


「「かあさま!ありがとう!!」」


そう叫ぶ声が聞こえたような気がして、涙が止まらなくなる


「ひっ、う...ぐ、だぃ、すき...よっ...」

「......滑稽な姿だ、A」


冷たい眼差しで私を見下ろす無惨様。そんな無惨様に軽く微笑んで、私は静かに目を閉じた

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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 12時

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