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story 33 ページ34

「ごほっ、けほっ、う...」


心臓が中から圧迫されているような感覚。布団と着物をぎゅっと握りしめ、その苦しみを耐えようとするが痛みは収まらない。日に日に悪化していく体調。童磨さんに嘘をついたけどきっとバレている。めんどくさい人だ。乱れた息を整えていると瑠花と瑠都が私の異変に気づいて駆け寄ってきた


「かあさま、だいじょうぶ?」

「いたい?」


母親なのに、弱々しい姿を見せてどうする。この子たちに母親らしいことをしてあげたっけ?話せるうちに、痛みに耐えられている今のうちに話しておかなければいけない。そして最後に母親らしいことをしてあげなければならない


「瑠花、瑠都。母様の言うことをよく聞いて」

「うん?」

「母様ね、もうすぐ父様のところへ行くの」

「とうさま?とうさまはしんじゃったんでしょ?かあさましんじゃうの?」


私が死ぬとわかったからか、今にも泣き出しそうになる2人。2人の頭を撫でながら話を続ける


「母様もう限界みたい。一緒に居れなくてごめんね。だからね、2人に頼み事があるの」

「いやだよかあさま。しんじゃだめ!」

「っ、泣かないで...瑠花、瑠都。母様もね、こんなにいい子が私の子供になってくれて嬉しい。だから、そんないい子の2人に頼みたいの、ダメ?」


我ながら卑怯だと思った。でも、この子たち以外に信用できる人物が今、私の周りにはいないのだ


「...わかった!」

「ぼくも。かあさまのいうこときく!」

「...ありがとう」

___________________________

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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 12時

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