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story 15 ページ16

「結局累は貴女なんて愛していないの。嫁という存在が欲しかっただけ」

「......違いますよ」

「はぁ?何が違うっていうの!?縛られているのが何よりの証拠じゃない!」


義姉さんは累の気持ちを知らないのだろう。なぜ彼が私をここに縛って放置したのかを。自意識過剰かもしれないけれど、彼は私のことを愛しすぎている。近くにいた義姉さんにもわからないほど累が表には出していなかったのだろう


「私をここへ放置したのは、累の優しさです。私が人が死ぬのを見たくないから、私のいない所で彼らを殺すために行ったんです」

「っ、そんなのわからないじゃない。累がそう言ったの?」

「いえ、でも、累は今まで人間である私を捨てようとしなかった。愛してくれている証拠だと思っています」

「っ、何よ、何よ!!あんたさえいなければ!!私はねえ、この意味不明な家族ごっこを完璧に演じることが出来てたの!!それなのにあんたが現れて全てが狂ったわ!!」


今にも私を殺しそうな勢いで叫ぶ義姉さん。義姉さんに昔何があったのかは知らないけれど、私のように累に助けられたのだろう。累にここまで執着してしまうほどに、彼のことが大切なんだ


「私は何も見ていない。貴女が縛られているなんてこと。泣き喚いて、誰か助けが来るまでここで待ってなさい」


そう言って義姉さんも累と同様、森の中へ消えていった。寝ていたら累が迎えに来てくれるだろう。そう信じて、疲れた私は目を瞑った

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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 12時

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