俺の彼女は。〈黄〉4

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you side



スタジオでリハの様子を見ていると、普段とは違ってみんなカッコいいなぁと思う。


でも気になるのが

岩「目黒もーちょい右」
岩「目黒そこ足もっと上げろ」
岩「目黒もっと緩急つけろ」

みんなに口出しはするものの、圧倒的にめめへの注意が多くて、電話の勘違いや夢の八つ当たりかな〜と察する。

めめかわいそうに。笑




休憩に入り、私が座ってる横に照が座り込む。

汗をかいていて、タオルと飲み物を渡す。


どこからか「照だけ専属マネージャーがついてるのずるい」なんて聞こえてくる。
確かにぽいわ、なんて思ってると、めめが近づいてくる。


目「なんか今日の岩本くん俺にだけ当たり強くないっすか？」

岩「そんなことねぇよ」

目「俺なんかしました？」

『昨日の電話盗み聞きして、私が浮気してるって勘違いしたらしい、笑』

目「うわっマジか、ごめんなさい岩本くん」

岩「いやっ、いいよ笑」



遠くの方で、さっくんが「盗み聞きとか、ひかるタチわるーい」って煽るもんだから、それに対して照が「聞こえてきたんだから仕方ねぇだろ」って反抗してて、もはや高校の休憩時間。



『そういえば傷大丈夫？』

目「触ると痛いけど、日常生活には問題ないよ」

『よかった。傷が治るまで料理はあんましない方がいいかも。作ってもすぐ食べきってね。』

目「なんで？」

『傷口は菌が繁殖しやすくて、食中毒になっちゃう』

宮「それほんと？」


近くで休憩していた涼太くんも聞いていたらしい。


『ほんとほんと。やるなら手袋したり、作ってすぐ食べたりしてね』

宮「気をつけるね」

『照は一生手にマメがあるから料理できないね、』

岩「ほんとじゃん、笑」

『まあ私が作るよ』

岩「ありがと。
トイレ行ってくるわ」

『いってらー』



スタジオの端では。

深「奥さん聞きましたぁ？今のぉ」
向「えぇ聞きましたわよぉ、サラッと女性の方からプロポーズまがいのことしましたわよねぇ？？」
佐「大胆ですことぉ〜」
向「あのカップル、ほんとアツアツですわよねぇ」



『え、ドラマ班って本当にうるさいんだね』

阿「Aもドラマ班知ってんのね笑」

『YouTubeとか見てたらね、覚えた。』

阿「見てくれてんだ、ありがとう」

『まあ照の仕事とかチェックしてるしね』

阿「ほんと照のこと好きだね、笑」

『やめてよ、、』

阿「照れてるAかわい、これ見れてない照がかわいそう」

『もういいから、、』

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