７ページ目の夏 ページ7
七月十二日、晴れ
鈴白「ん…」
私はカーテン隙間から見える太陽の光で目が覚めた。まだ五時半か、先生から言われた起床時間は六時半で、あと一時間もある…。外行って見ようかな
鈴白「…あ、夏向」
夏向「お？あぁ、鈴白」
私達の泊まっている宿泊旅館には丘があってそのてっぺんに夏向がいた。夏向がニコッと笑って夏向の座っていたベンチの横を軽く叩いた。座れって解釈したので私は夏向の隣にすわった。
夏向の笑顔に目が奪われる様な感覚になった。
夏向「鈴白も早く起きちゃった？」
鈴白「うん。習慣でさぁ」
夏向「毎日こんな早くから起きてんの？！」
そんなにおかしかったかな？
鈴白「うん、夏向はたまたま？」
夏向「早く寝過ぎたからかも」
そう言えば十時就寝だったもんね
それから三十分くらい夏向と話してると柑夏、夏翔、水遥、鏡助がもう起きたのか私達の元に来た
水遥「あ！居た居た！お〜い！鈴白、夏向！」
鈴白「あ、水遥〜」
夏翔「起きたら夏向居なかったからさぁ女子に聞いたら鈴白もいないって聞いたから」
柑夏「皆で探しに来たの」
鈴白「あぁっ、ごめんねっ」
申し訳なくなったから私は顔の前で手を合わせて謝った
水遥「いいよいいよ！」
鏡助「あと三十分あるし、ちょっと話して戻ろうや」
それから私達と、夏向、夏翔、鏡助の部屋を見に来たらしい服担任の熱血先生が怒りに来て私達六人はまとめて怒られちゃった。
私は前の学校では優等生的な立ち位置だったから先生に怒られるのは新鮮だった。でも、でもなんかこう言うのも皆と一緒ならいいかなって思った。
もっと続くといいな＿＿＿＿。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：揺ｰゆらぎｰ。 | 作成日時：2018年6月30日 19時
