4ページ目の夏 ページ4
七月十一日、晴天
夏向「おーい鈴白」
あれから夏向達とはもっと仲良くなって、クラスの皆一部の人も話し掛けてくれる様になった。
鈴白「まってー!…おはよ、夏向」
夏向「おはよ、暑いなー」
鈴白「ねー?」
私達は何回かした慣れた挨拶をまた返して通学路を歩き出す。
今日は宿泊学習の当日、まだ七時三十分程なのにカンカン照りの太陽に、泣き叫ぶ蝉の声。もうすっかり夏だなぁ…あと、どれくらい……
水遥「スゥゥズハぁぁぁあー!!」
鈴白「あぐぅ…!」
夏向、鏡助「!?!水遥!?」
学校への道を半分くらい行ったところでもう聞き慣れた声と、腰への衝撃と激痛が私を襲った。痛いよ。
鏡助「鈴白…大丈夫か?」
鈴白「う、うん」
水遥「え、痛かった?ごっ、ごめんね鈴白っ!悪気は無かってん!」
鈴白「大丈夫。」
悪気が無くてこんなに可愛いのなら許すしかない、だって可愛いんだもん。
それから学校について柑夏と夏翔とも合流して、先生から話を聞いてバスに乗った。並びは男女の班順。
夏翔「うわすごいなぁ!椅子回るやん!」
水遥「皆で話せるわー」
バスの中でお菓子が持ち込み自由だったからポッキーやらポテチやら持ち込んでみんなで食べながら雑談をした。
鈴白「あ!海見えたよ!」
柑夏「わぁ…!綺麗やなぁ…」
本当に綺麗だなぁ…キラキラして宝石見たいで、透き通った青色。
水遥「着いたでーーーーー!!!」
鈴白、柑夏「静かに」
人が少ないからって大声を上げるのから水遥の頭をポコンって叩いた。ほら、クラスの皆にも見られてる。
[はい!それじゃあ各自部屋に荷物置いたら前庭集合ね!!]
『はーい』
先生の言う通り各部屋に荷物を置いてから前庭に集合して出発式を終えてから私達四班は最初に海に入る事を計画していたから更衣室で水着に着替えて砂浜に出た。
最後に沢山遊ぶぞ…!!
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作者名:揺ーゆらぎー。 | 作成日時:2018年6月30日 19時