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『じゃあ、またね〜！』
さっきまで推しが写ってた画面は固まり、暗くなった。約1時間程の配信が終わった事を示す。はー好き。めっちゃ好き。今日も生きててくれてありがとう。神よ推しを産んでくれてありがとう。配信に集中しててご飯が食べ終わっていたことにも気づかなかった。いやぁ今何時や。伸びをしながら、スマホで時間を確認すると19:30。そろそろ帰らないと。…父何処や。てか周りが少し静かな様な感じがする。辺りを見回すと誰も居ないことに気づいた。おいどういうことだってばよ…。
「…誰か居ますか〜？」
私の発した小さな声は何もいない空間に溶けて消えた。父に連絡をしようとスマホを着けた時、バチンｯと音が鳴って会場の電気が完全に消えた。
「うわっっ!!!」
「えっ!?」
私が声を出したと同時に男性の声が聞こえた。バチンｯとまた音が鳴り会場の電気が着いた。いきなり明るくなったことにより頭痛がするが、足早でこっちに近づいてくる音が聞こえてきた。
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作者名：吹雪鬼 | 作成日時：2023年5月3日 14時
