二人は友達 (ページ26)

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「どうやったら信用してくれますか？」
『うーん…じゃあ、俺の事村上さんじゃなくて他の名前で呼んでよ。』
「え、」
『あ、いや嫌だったらそのままでいいよ！ゴメン』
自分から提案しておいて私が反応に困ったら必死で訂正するのが凄く可愛くて、
「村上くん…とか？」
頭の中で出てきた候補の一つを呟いてみる。
『………』
「あｯごめんなさい、年上の人に君付けは流石にダメですね!!すみません。他のにします。」
ヤバ村上さんからの返答無くなっちゃった!!嫌だったのかもしれない。いきなり君付けはダメだったわ。うーん、後他に良いのは…
『…ムネって呼んでよ。』
「へ？」
まさか向こうから案を出してくるとは思わなくて、つい素っ頓狂な声が出る。
『いつも皆にはムネって呼ばれてて、この呼ばれ方の方が慣れてるから。』
「あ、じゃあ…宗くん…？」
『はい、ムネくんです笑』
「笑笑じゃあ私の事もAさんじゃなくてAって呼んでください。」
だって私は村上さんのこと宗くんって呼んでるのに自分はさん付けって何か不公平だし。
『え、あ、えと…じゃあAちゃんで』
慣れていない感じに自分の名前を呼んでるのめっちゃ可愛い。
「はい、Aちゃんです笑」
『笑笑』
「笑笑」