今日:61 hit、昨日:75 hit、合計:12,132 hit
小｜中｜大
･ ページ14
「…あぁ、はい。良いですよ。」
「ｯホントですか!?」
村上さん悪い使い方し無さそうだし。見た目的にも優しそうだし、実際優しいし。詐欺師にはなれなさそうだしね。お互いにスマホを取り出しLINEを交換する。自分の友達一覧の1番上に「村上宗隆」という名前が出た。
「ありがとうございます!!!」
村上さんは自分のスマホを大きな手で大切そうに包み込みながら言った。一つ言っておく、私はアイドルとかでは無い。ただの一般人だ。
「いえ、喜んで貰えて嬉しい…です？」
ーーまもなく、〜〜行きの電車が参ります。やっべ電車来た、乗らなきゃ。
「あ、そろそろ行かないと。お休みなさい。」
「…はぃ」
返事が返ってきたことを確認して電車へ向かった。
ﾋﾟｺﾝ…
電車に揺られているとLINEが来た。宛先を見ると村上さんだった。
『LINE交換有難うございました。気をつけて帰って下さい☺️』
うぅ…こんなデブチビブスを心配してくれるなんて、どんだけいい人なんだ…
『こちらこそ有難うございました。村上さんもお気をつけて。』
よし、送信っと。私が返事を送ると、すぐに既読になった。ただ、これ以上送るべき言葉も送られてくる言葉も無いだろうと考えた為、すぐにLINEの着信を切り、推しの動画に集中した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：吹雪鬼 | 作成日時：2023年5月3日 14時
