【SERVAMP】 一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】２

平和の一コマ〜こんな話もあったかも〜2 ページ20

などのことを経てトイレから帰還すると同時に真っ白になる質問をされた所存であります！
・・・ダメだ、ここでスルーしたら後々面倒なことになる、きちんと向き合うんだ向き合・・・めんどくせぇ・・・！

「え〜っと誰のこと？ちょっと見して」

「これ！この人！」

七瀬さんが見せてくれた画面に写っていたのは明らかに男の写真、しかもTHE・風呂上がりで、我が物顔でソファーに座りうたた寝をしている
そしてこれは撮った記憶のある写真だ、
・・・昨日出来心で撮ったクロの風呂上がり...

「誰？彼氏さんでしょ！？「違います」」

「お兄さん...？」

「え、や、えと」

「え？Aちゃん一人っ子でしょ？」

「ア、ウン、ハイ」

「叔父さん・・・は見たことないけどそれにしては若すぎる！観念しなさい！Aちゃん！」 「くっ！」

どうしよう、どうしたらいい？この場を穏便に済ませなおかつ吸血鬼のことには触れず出来ればこれからこのことについて言及されない良い言い訳はないか！？頭を動かせ、私は昔から言い訳は得意だっただろう！今その力を発揮できなくてどうする！！

「や、・・・実はその人は、」

「うんうん！」

「お兄さん何だ！」

「え、
え？いやだからAちゃん一人っ子でしょ？」

「いや！そうじゃなくて！その人は遠縁の親戚何だ！」

「え／へぇ〜」

「じ、実はその人最近うちに居候してて！
二ートやってたら突然その人の親御さんが病気か何かで亡くなっちゃって叔父さんがって言うか私がって言うか何か拾ってじゃなくてえっとあの〜」

テンパりすぎだろ私！病気か何かってなんだよ！拾ったってなんやねん！(エセ関西弁)でもこの設定はなかなかいい気がするぞ！？押しきれるか？


ドクン ドクン ドクン


その時の自分の鼓動は、やけに大きく聞こえた気がした

「そ、そうなんだ〜何か大変だね？」

いけた！？気を使ってくれてる！？どっちでもいいや！取り敢えず切り抜けた！

「そうなんだよね〜！結構色々あって〜」

「で！その人とは恋の予感とかは！？」

「え！？いや、あの、えっと」

「ナナ、もうやめとこ？」

服ちょいに上目遣い、鈴原さんが可愛い過ぎて死ぬかと

「あ〜うん、そうだね、ごめんね？」

「いや、平気だよ」

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

そこでちょうど鐘がなって、その場はお開きになりましたが...いやぁなれないこと(女子と話すなんて)するもんじゃないな、と思いました

ちゃんちゃん

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