【SERVAMP】 一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】２

桜の夢メモリーズ 6枚目 ページ13

あー！！いたいた！！それ、アンタいつも飲んでない？好きなんだー、桜ラテ。でもそれ甘すぎない？
え？私にはこれがちょうどいいって……変わってるなぁ〜。
お、そうだよ！今日もここに来たんだから、もちろん話すつもり！今日は、桜哉と喧嘩したことがあるんだよね。その話をするつもりで来た！

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『桜哉』









「あんだよ文句あんのかよ女子力永遠の0」









『何でいつものところに居なかったの？』






桜哉はいつもの悪態にイチャモンをつけられなかったことと、いつも以上に冷たい私の声に驚いたらしい。ポーカーフェイスな桜哉の目に、一瞬戸惑いの色が現れた。
どこから買ってきたのか、春には似合わないカキ氷に、ストローをじゃくじゃくと突き刺している。





「別にいいだろ。一日いなかったぐらいで」









『最近多いよね、そういうサボり。私そういうの嫌い』






そっけない反応に、私は更にイライラした。
きっと目つきは今まで以上に悪くなっているだろう。だが、桜哉はこちらを見もせず、カキ氷を一口口に運ぶ。
その態度に、私の中の、大切にしていた何かがぷつりと千切れた。


『ねぇ、関係ないって思ってるの』



なんで、私がこんなに怒ってるか。解らない？
いつもいた所に、友達がいなくて。しかもそれが1週間に何度も続く。心配にならない方がおかしいだろ。そんな私の声を聞いても、桜哉の態度に変わりはない。まるで、私一人が勝手に怒っている様で。








バシッ！！！







「いってぇ？！！……っ？！ちょ、A？！」



気がつけば、弁当を投げつけて走り去っていた。





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……はぁ。今考えてもイライラするぐらい！！
何笑ってんのよー……！
え？時間？良いよ良いよ大丈夫ー。クロは？って。アンタクロ知らないでしょ。気にしなくて良いよあんな怠惰なネコ。
え？何？もうすぐタイムセール？？え？？何の話？


うぇ？！駅前のスーパー、タイムセールしてんの？！何で早く言わないのさぁ？！ごめんね！！今日もこの辺で！


うん。じゃあ、また。

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