【SERVAMP】一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】 (ページ10)

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豆まきの悲劇ページ10

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～節分～

『鬼は～外！福も～外！』

「ただでさえ少ない運や福をこれ以上捨てるとか…」

クロが何か言っているが私は気にしない

そもそも自分の家に吸血鬼という悪魔が入ってきてる時点で既に、福もクソもないと思うけど？

「そのうち女子力=豆の数
みたいな感じになって、豆まきをする度に減っていく女子力…」

『ちょっと私今捨てた女子力、もとい豆を回収してくるわ』

「お前の場合永遠の0だから…回収しても女子力返ってこないぞ？」

『てめえに豆を当てるために回収してくるんだよ覚悟しとけ』

一瞬、ビクッと肩を揺らしたクロに目をやりながら豆を集める。

私の家では、こういうイベントは必ずすることにしている。

もちろん、ハロウィンもしたしクリスマスもした。

吸血鬼が集まってかなりのカオスぐあいになっていたが

でも節分は正直…

『掃除がめんどくさい』

そう。掃除がめんどくさいのだ。

家事全般は得意と言っても、めんどくさいことは出来る限りしたくない派の私。

元々、豆まきっていろんな隙間に豆が入り込むから全部を取り除くのは無理だと思う。

この間の大晦日の大掃除の時に、いつ頃まいたのか分からない豆が桜哉色に変色していた。

発狂した。

見事なまでの発狂に近所迷惑多発、ちょうど帰って来ていたおじさんにも迷惑をかけてしまい、クロは飛び起きベッドから落ちたらしい。

最後のはどうでもよかった

まあ毎年そんな感じで、豆まきにはいい思い出がなくって当然と言えば当然だ。

今年こそ平和に終わってほしい……が

まあ、終わるはずもなく

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「………なにやってんだ？」

クロの見る先には右足の裏を押さえながら床を転がり回る私の姿

『ジャンプした着地地点にちょうど豆があった…』

「あー………どんまい」

もう豆まきなんて

絶対やってやらん

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"節分" を書かせていただいた
ハムたろうです。

数日遅れの豆まき回でしたが、毎年私が思ってることを書いただけになってしまいました

あと、たったの1話しか書けなくて申し訳ないです…ネタ不足です…

～企画の主様の志吾さん～

参加させていただき、ありがとうございました！楽しかったです！

夢主ちゃんの性格に近づかせようと努力した結果、遠ざかりましたすみません(^^;