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姿こそは一緒だが、異質な金色の瞳はそう、医療用の眼帯で隠され、やや全体的に中二病感溢れる服装である。


思い出したくない頃の自分、トップアンカーがまさか分身体に紛れていたとは。

まだAの分身体の存在を知らない真昼にとって、もしAそっくりの人物が中二感溢れる服装で自分の家にプレゼントを届けに来たらどうなるか。




簡単、A=中二病、と公式が出来上がる






「わ、わかった。オレが行く。行けばいいんだろ?」





Aは狼狽えながらもそう言った。中二病だった頃の分身体は少し残念そうに表情を歪める。それだけはなんとしても避けたい。




「でも今から神から愚民への贈り物(プレゼント)なんて調達できるのかい?」



「ちょっと待て、お前喋んな」





もう喋り方さえも思い出したくない。今すぐ殺してやりたい、何だこのオレ痛すぎる。

頭を抱えるAを見て中二病の分身体は小首を傾げる。自分の痛さを理解していないらしい。




「それなら任せてくれ」





また、足音が響き渡った。



「今度は…っ『包帯がカッコいい』と思っていたときのオレ!?」





手首や、首、至るところに包帯が巻き付けられ、当然その金色の瞳も包帯で隠されており、服も何か寒そうな半袖の中二っぽいものを着た、そう

また、思い出したくない頃の自分が出てきた





「何だ、心辺りでもあるのか?オレ」





中二病、医療眼帯が中二病、包帯のAに話しかける。もうヤダ、死にたい。不死だけど死にたい。

中二病、包帯の分身体がクス、と不敵に笑って箱を取り出した。





「これでどうだ?」





ラッピングされている箱を受け取る。その箱はあまり大きいわけではないが大きさのわりに少し重いような気がした。

「ほお、なかなか凝った聖なる夜の飾り付け(ラッピング)だな」、と呟く医療眼帯の分身体。黙っていて欲しい





「何か変なの書いてないよな。オレのイニシャルとか書いてないよな?」



「ギクッ」



「殺れ」



「「了解」」






Aがそう聞くと、包帯の分身体はバレタ、と言わんばかりの声を漏らし、Aが「殺れ」、と命令する。

一瞬で包帯の分身体は他のまともな分身体達に囲まれた




「まあ、落ち着け、ほんの冗談さ」




包帯の分身体が笑いながら言う





「徹底的にな」




それがさらにAの怒りを買った



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鶚→←鵯



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美烙 - からくりピエロですかね?結構好きです (2016年9月10日 18時) (レス) id: 6844de10d5 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 刹那さん» いえいえ!楽しかった! (2015年2月27日 17時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 吊儀ちゃんの実現ありがとうございました! (2015年2月26日 17時) (レス) id: 5a66833b89 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 琥珀ルイさん» そう、からくりピエロです!でもパロディではないかなぁ?丁度聞いててさ (2015年2月24日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 津咲さん» 知ってます!超好きだよ! (2015年2月24日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志吾 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/  
作成日時:2014年12月10日 22時

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