9，凶狸狐 ページ9
またまた怪しげな森。なんか試験会場めちゃ遠い！と思い始めてきた頃、小屋を見つけた。
いや、絶対なんかいるってこれ、もう絶対幽霊とか住み着いてるよ。
怖いのでレオリオさんの後ろにしがみつく。まあ、盾にするようなかたちで。
だって危ないじゃない。
恐る恐る顔をずらしていくとそこにはキツネが。
「狐だ…！！
「魔獣だっ……！」
レオリオさんと私の声が被る。おっと、ここで意見が割れたな。
だが私の勝ちだ！あれは狐にちがいない！とドヤ顔でレオリオさんをみるとクラピカさんが呆れたように「あれは魔獣 凶狸狐だ」といった。
「魔獣リリコ？」なんだそれ、可愛い魔獣やな。
私魔法使いっぽいし魔獣なんて連れてるとかっこいい気がする。
なんか某ジブリ作品の魔女みたいだよね。
よし、一匹生け捕りにして持って帰ろう、そう思ってクラピカさんを見るとクラピカさんは凄く怪訝な顔をして「あれを可愛いというならもう何もいうまい…」と深くため息を吐いた。
なにそれ悲しい。
リリコさんは知能が高いらしいので私の相棒にピッタリだ、と思った。
が、しかし問題はどうやって捕まえるかだ。
「女の人が…！」
「早く手当しないとっ…」
リリコさんは窓を割って逃走していった。
「私の相棒が……！」
「A！？ 」
「よせ！何やってるんだ！」
私を呼ぶ声を無視して窓から飛び降りる。
ステッキをだし今必要なもの、と念ずると魔法でできた衣服が私を纏う。
一方ゴンとクラピカはAの行動に驚いてその場に固まっていたが我に返り追いかける。
「レオリオ、怪我人を頼む！」
Aの後を追うようにしてくらい森林の中を走るとようやくAと凶狸狐の姿が見えてきた。
クラピカは地面から、ゴンは木から追いかける。
すると違和感がした。Aの格好が違う。そう、あれは確か前に読んだ書物に書いてあった…忍者、というものだったか。
今までのどんくさいAとは思えないくらいのスピードで木の上を軽々走り凶狸狐といい勝負をしている。
「待てや、私の相棒――――！」
「何言ってやがるんだこの化け物！」
「いやいや、おかしい！リリコのほうが化け物でしょうが！」
「誰だよリリコって！」
「あんただよ！」
木の上を並走して言い合っていると突然後ろから「やーい、のろまー」なんて聞こえてくるから「「誰がのろまだ！」」とリリコと振り向くとゴンがいた。
―――――凶狸狐
(のろまってリリコのことでしょ)
(何言ってんだよ、お前に決まってんだろ。どんくさそうな顔しやがって)
(まって顔はひどい)
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ミカミカ(プロフ) - ふわさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。夢主の性格は完全私好みに作ってるんですけど需要あるのかな、なんて思ってたりしてて…好きって言ってもらえてうれしいです！ちゃんと更新していけるよう頑張ろうと思います！ (2018年1月14日 18時) (
レス) id: 1378b71dbe (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 内容も面白いですし夢主の性格も好きですし語彙力に満ち溢れてて素晴らしいと思いましたっっ！！！即お気に入り登録ですねわかります。例え方とかそれ持ってくるのかーっ！って感じで好きです笑応援しています！頑張ってください！ (2018年1月14日 11時) (レス) id: 79dd4d3ff6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - ねこさん» ありがとうございます！！！これからもちゃんと一話ずつ更新していけるように頑張ります！ (2018年1月9日 22時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - おもしろくて最高です。頑張ってください！ (2018年1月9日 22時) (レス) id: 61e483c7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカミカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mei1127/
作成日時：2018年1月6日 18時
