3，船の中で ページ3
「お嬢ちゃん、ハンター試験を舐めてると痛い目にあうぜ？」
船が出発してすぐに男3人組が私に話しかけてきた。
え、まじで。筆記そんなむずいの？いや、でも私には魔法があるし……
今から勉強しようかな。
「リタイアしたほうがいいんじゃねえのか。」と三人は顔を見合わせて笑う。
「見た目だけで力量を判断するのは愚かな行為だと思うのだが」と男の一人の肩を掴みながらいう金髪イケメン。
ああ！？と激情し殴りかかる男をスルリとよけるイケメン。
危ない状況にも関わらずAは目を輝かしていた。
(うわっほい、イケメン登場だ！もしかしたら養ってくれそうな人みつけたかも…！)なんて打算的なことを考えていた。
男たちが気分を害した、といい舌打ちをして去る。
「大丈夫だったか。」と微笑みかけるイケメン。
私の住んでるところは田舎でいもい人ばっかりだったからなあ！
もしかしたらこのハンター試験で見つけられるかもしれない！
そう考えると難しい試験なんてとてもちっぽけなことに思えてきた。
「大丈夫か？」
暫く黙っている私を不思議そうに見る金髪さん。
「オールオッケ―です！助けていただきありがとうございます！
名前はA、歳は16歳！結婚できる年齢です！いまが旬ですよっ！」ともうアピールするAに若干押され気味の金髪、もといクラピカ。
少しの放心状態の後、我に返り「クラピカだ、よろしく」という。
私は少し休むとするよ、そう言って軽やかに去るクラピカを見て、「リアル王子……！」と眩しそうにするA。
私も寝ようかなあ、と思い魔法で出した毛布にくるまってうとうとしてきた頃。
「ねー、君もハンター試験受けるの？？」
目の前にはまたまた眩しい笑顔をした黒髪ツンツン頭の男の子がいた。
(ハンター試験恐るべし…！)
眠気など吹っ飛びがばっと飛び起きるAに「起こしちゃったかな、ごめんね」と申し訳なさそうに謝る男の子。
「いえ！滅相もない！ちょうど今起きようと思ってたところです！」
「そうなの？俺ゴン=フリークス。君は？」
「Aです！」と私が言うとそんな敬語じゃなくていいよ、なんて言ってくれる。
聞くところ私より4つ下だった。筆記試験のことについてゴンと語りあうと、同士だったということが分かった。ゴンと話していると眩しいくらいに純粋で私の心まで清くなった気がする。
―――――船の中で
(ハンター試験を受けた動機
ゴンのを聞いた後だととてつもなく答えずらかった…
お金と養ってくれるイケメンが欲しいんです)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミカミカ(プロフ) - ふわさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。夢主の性格は完全私好みに作ってるんですけど需要あるのかな、なんて思ってたりしてて…好きって言ってもらえてうれしいです！ちゃんと更新していけるよう頑張ろうと思います！ (2018年1月14日 18時) (
レス) id: 1378b71dbe (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 内容も面白いですし夢主の性格も好きですし語彙力に満ち溢れてて素晴らしいと思いましたっっ！！！即お気に入り登録ですねわかります。例え方とかそれ持ってくるのかーっ！って感じで好きです笑応援しています！頑張ってください！ (2018年1月14日 11時) (レス) id: 79dd4d3ff6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - ねこさん» ありがとうございます！！！これからもちゃんと一話ずつ更新していけるように頑張ります！ (2018年1月9日 22時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - おもしろくて最高です。頑張ってください！ (2018年1月9日 22時) (レス) id: 61e483c7f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミカミカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mei1127/
作成日時：2018年1月6日 18時
