ある日うちにやってきたコナン君。

25日目そのさん ページ37

程なくして警察が。パーティーは勿論中止に。
Aはそんなことなど露知らず、トイレに籠っていた。



「お、おえぇ........」
気持ち悪い........頭がくらくらする。
間違えてお酒のむなんてついてないなぁ....
そういえばさっき悲鳴が聞こえたけどなんだろう？？

誰かはしゃぎすぎてやらかしたのかな、なんて下らないことを考えていた。

その頃コナンは、彼の、高崎亮の死について考えていた。
他殺である可能性が高い、と自らの経験からそう感じていた。

死因はアレルギーであることが判明。
そば粉だ。贈り物のトリュフに含まれていたという。トリュフに普通そば粉など入っていない。普通なら、トリュフを送った人物が怪しいが....。


コナンは目の前のトリュフの箱を見て苦笑いを浮かべる。

(これAのだよな....)
相変わらず運の悪い彼女に今はただただ憐れだと思っている。勿論、彼女がアレルギーをしりながらもいれたとは到底思えない。

と、すると、この中で一番怪しいのは....彼女か。
そんな考えを巡らせていたが、ふとあることに気づく。

(Aはどこだ？)

直に警察がAの元に来るだろう。
それまでに何か証拠を見つけなければ....

「あれー？コナン君どうしたの？？」

最悪のタイミングで戻ってくる彼女。
「実は....」
コナンがいいかけたのを遮るように「高崎亮さんが亡くなられたんですよ」と警察が。


「え........ドッキリ？....なわけないですよね........」といまだに信じられないといった顔。

自分の知人が死んだからかとても悲しそうな顔をする彼女に追い討ちをかけるように
「他殺の可能性が非常に高いです。アレルギーであるそば粉がトリュフに入っていたんです」



ここまでいって、Aは青ざめた顔をして恐る恐る訪ねる。
「まさか、そのトリュフって........」



「Aさんのよ....」

「やっぱり....！！！」

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