25日目そのに ページ36
パーティー予定時刻6時。5分前にはもう高崎夫婦にお呼ばれしたひとたちは完全に集まっていた。
みんな高そうなドレスやタキシード、スーツ、ワンピースなどを見にまといリビングはとても華やかであった。
オーラが芸能人のパーティーみたい!!いや、いったことないけど!!
早苗さんはいかにもな人達に囲まれ、みな花束やお菓子など個々でもってきたものをわたしていた。
「おめでとう、早苗さん」
「亮さんもお誕生おめでとうございます」
つきづきと祝福の言葉を浴びせていた。
そこに入るのはなんだか恥ずかしいので遠くからみることにした。
やはり耳にするのは
「本当に仲のよろしい夫婦ねぇ」という言葉で、やっぱり凄いな、とあらためて思った。
「コナンくん、あっちにおいしそーなデザートがあったよ!!」
コナンくんがいないのにも気づかずお皿に料理をとる私。
目の前の料理に夢中で、この時なにが起こっているかもわからなかった。
「あなた...??」
「あ、あぁ、悪い。ちょっと具合が悪くてね」
「そう....少し疲れたのかもね。甘いものなんて食べるといいわよ。ほら、あなたのすきなトリュフがあるわ」
「あぁ。じゃあ貰うよ」
そういって亮は砂糖をふるったトリュフを口に運ぶ。
「美味しい?」
「あぁ....」
早苗は亮の首に手を回しキスをする。
暫くして亮は膝まずき喉をおさえる。
荒い息をはき、つらそうに呼吸をしようとする。
少しして意識がなくなり、早苗はあわててゆさぶった 。
まわりのひとは彼が酔いつぶれただけだと勘違いし、「酒によわいもんなぁ」と笑う。
脈拍数が次第に低下していくことに気づいた早苗は使用人にしずかに耳打ちをする。
「AEDをもってきてくれ るかしら。それと救急車もよんでほしいの。なるべくきてるひとにはきづかれないようにね」と。
心肺蘇生をしながらいう早 苗。
その異変に気づいたコナンがすばやくかけつける。
「どうしたの!?」
早苗は急にはなしかけられ、驚くも作り笑いを浮かべコナンが心配しないようにと大丈夫よ、という。
「そのひといきしてないの?」
コナンの真剣な表情に、早苗も隠すのは無理だと悟ったのか、いつもの子供に話しかけるときの話し方とはうってかわった真剣な口調に。
「........えぇ。私は元ナースよ。
坊や、救急車はよんであるわ。
」
呼吸困難の状態の亮をどうにかしようとする早苗。
それでももどることのない意識、呼吸、心臓はもう動いていない。
「........いや、救急車だけじゃない。警察もだよ。そのひと、もうしんでる」
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ニッチ(プロフ) - 初めまして!とても面白かったです!キュンとして切ない感じが良いです!番外編とか見てみたいなって、ちょっと思いました! (2018年7月6日 4時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - * 森さん@tear *さん» ありがとうございます!楽しく読んでもらえて嬉しいです(*^^*)了解しました! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - 月影愛梨さん» 了解しました! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
* 森さん@tear *(プロフ) - こんばんは!いつも楽しく読ませていただいてます。アンケートですが、1がいいです! (2018年1月9日 20時) (レス) id: a504df0074 (このIDを非表示/違反報告)
月影愛梨(プロフ) - アンケートですがワンです! (2018年1月9日 18時) (レス) id: a85507e01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミカミカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mei1127/
作成日時:2017年1月4日 22時