22日目そのさん ページ32
「ごめん、いまは....」
「ない、なんてことはないよな??しばらく預かってるみたいだし、病院にいくときとか絶対につかうよな?そのお友達も普通保険証はわたすだろ?」
私のいおうとしたことをエスパー?!と思うくらい当ててしまう中條くん。
反論の余地もあたえない言葉にこれが頭のよさの違いか....とぼんやり考えていた。
「A姉ちゃん....いや、A」
いつものあざとさは消え、口角がだんだん下がっていく。
呼び方を変えた意味がわかり、もうおわりか、と悟った。
「まさかここまでとはな....」
「それ赤井さんの真似?」
「さすが!わかってるねー」
「あはは」
乾いた笑い声をあげるコナンくん、目がわらっていませぬ。
「中條さん....あたりだよ」
コナンくんはトリックがわかったときの挑発的な笑みを浮かべ、「よくわかったね?」と笑顔をはりつけていった。
「なんでわかったのかな?普通のひとなら、そんな発想しないとおもうよ?」
「かもね。....Aの発想がうつったのかも」
「ふーん....中條さんってAとなかいい友達なんだね」
なんだこのコナンくんのオーラは!!
解き放てこの封印を!てきな?
コナンくんの二面性発動!あざとさ封印!クールさ倍増!はっはっは。
....私って大丈夫かな?
なんかちょっとやばいよね。
ヤバいな、こういうのをなんていうんだろう。
ちゅうにびょう?いえいえ、高1ですとも。
はい、すみません。ふざけすぎました。
なんかひまだなー、私だけハブられてるこのかんじ。
なんでだろう。
いつのまになかよくなったんだ、この二人。
ねぇねぇ、私も仲間にいれてちょーだいー。
あのー、二人とも私をみてないんですけど....
なんて影薄いんだ!なんて日だ!!
「なんか私仲間はずれやん」
小さく呟いた言葉は二人にも聞こえたようで....
「あ、A....」と口を揃えていった。
え、おいおい。忘れてたんかい!!
ひどひど!私の存在!いや、うん、悲しくなってきた。
もう、おいだしていいかな、この二人....
嘘です、そんなことできるわけがありませぬ。
「....とりあえず事情をはなすね」
誤魔化すように笑うコナンくんと、「そうだね....」とそれに同意する中條くん。
いいよ、別にオーラなんてもんないけどさぁ、二人ではなすなんて寂しいじゃないか!
(私って普通な上に存在感ないとか....あ、存在感ないっていう特徴なのかな。いや、そんな特徴はいらないな)
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ニッチ(プロフ) - 初めまして!とても面白かったです!キュンとして切ない感じが良いです!番外編とか見てみたいなって、ちょっと思いました! (2018年7月6日 4時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - * 森さん@tear *さん» ありがとうございます!楽しく読んでもらえて嬉しいです(*^^*)了解しました! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - 月影愛梨さん» 了解しました! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
* 森さん@tear *(プロフ) - こんばんは!いつも楽しく読ませていただいてます。アンケートですが、1がいいです! (2018年1月9日 20時) (レス) id: a504df0074 (このIDを非表示/違反報告)
月影愛梨(プロフ) - アンケートですがワンです! (2018年1月9日 18時) (レス) id: a85507e01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミカミカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mei1127/
作成日時:2017年1月4日 22時