ある日うちにやってきたコナン君。

22日目 ページ30

中條side

次の日なんのこと？そうきくとなんでもないよ！と無理して笑うA。

俺がみてたAは心から笑ってた。
なんでそんな顔するんだよ。

島関は知ってる、俺はA遠のいてしまった気がした。


授業中ぼんやりと考えているとふいに太郎くんの顔が浮かんできた。



あの電話の相手は太郎くんで、漫画を頼んでいた。その様子に島関は本人に買わせるの？といった。

なにが本人？


太郎くん、おれは一度もみたことがなかった。
弟にしてはAとは似つかない。


顔が似ないのはよくあるはなしだけど、それどころかAに弟がいるなんてきいたこともなかった。


でもあのとき...


ちょうど、両親の転勤がきまったとき...


私一人ですむにはあの家は大きいなぁ、とへらっと笑って話してた。

最初から本当は弟なんていなかった？

じゃあ、あのこは...

太郎くんの話がでたのはちょうど、Aの様子が変わってきた時だった。

太郎くんはフードを被ってて顔はよくはみえなかったけど、眼鏡に、青色の瞳だった。


よく考えれば、青色。それだけでおかしかった。日本人が青色なんて、あり得ない。

Aの両親はハーフでもなんでもないのに、

日本人が青色なんてそんなのアニメや漫画くらいじゃ...

あの顔を俺はしっている、そう思った。

どこかであったこと、みたことがあるのか？
電話で本人にかわせるきか尋ねた島関。

あのとき買おうとしてたのは名探偵コナンの漫画だった。


なぜ本人？
あの声、あの顔、俺にはどうしても可笑しいことだとわかっていても、一つの答えしか浮かばなかった。


あれは、コナン、だったんじゃないかって。
隠す理由は、そういうことだったのか？？


でも、だとしたら



どうやってコナンが？

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