1日目 ページ2
至って平凡な私は普通に友達と帰り、別れた後に犬に追いかけられ、鞄の中身をぶちまける。これが毎日の日課な私。
「ただいまー……ってだれもいないんだった…」
私は誰もいるはずのない家にただいまといってしまい自分に苦笑する。
私の家族は転勤で海外に。私は残るといって絶賛一人暮らしである。
家事なんてろくにできないのに、お母さんに大口叩いて残るといったはいいが最近は洗濯物を取り込む際にとんでいってしまうというのが悩みな本当に普通の女の子だった。
玄関をあけるとがさっという音がした。私しかいないはずの家ににつかわしくない音がして、私は察した。
ヤツがいる、と。耳を澄ましながら物音たてず静かにゴキジェットをとりだし、リビングにむかう。
ゴキブリなんてこの私が抹殺してやろう、と意気込んで勢いよく扉をあける。
「はーっはっは!ここであったが運のつき!くらえ!ゴキジェ……」
いいかけたその時、私はフリーズすることになった。
目の前に……
「こども…???」
なんでだ、どうしてだ、どうして子供がいるんだ!
私は何があったのか考えた。マイブームコナン君の推理ポーズをしながら。
ー推理中
この家には鍵がかかっていて、家族不在。ピッキング(最近覚えた)なんてできないだろうし、じゃあどうやって……
謎がとけた…そんなことできる人物は一人だけ…
犯人は…
「私?」
ー脳内会議(混乱中)
え、だって他にある?小学生とかいつつれこんだんだろう。いや、たしかに前々から小さい子は可愛いな、なんて思ってたけど。
私、私…ついにやったのか?全然記憶にないよ!夢遊病とか!?私ヤバイって!
え、これって拉致なんとか?私やってないよ!でもこの状況ってどうみても私黒じゃん!
「あの…」
え?このまま警察?テロップとかで小学生拉致なんとかで逮捕。犯人は女子高生S氏とかでるの?
むりむり、ないない、やだやだ!
「ねぇ、」
一生警察!?牢屋?
かつ丼なの!??
「お姉さん!!」
私の思考を遮るように放たれた言葉にハッとする。なにやってんだ、私。
そして目の前には私の顔を不思議そうに除き混む小学生。
なんか、この子かわいい。
ぺたぺたと触りまくる私に小学生の男の子は?マークを浮かべる。あらかわいい。
それにしてもこの子、どっかでみたような…
やっぱり私確信犯なの?いや、でもやっぱりどっかで、
あ、そっか、
「コナンくんだ!」
思わずいった言葉に、私も小学生もびっくりして後ずさりする。
「え!?なんで?こ、コナンくん???」
前略お母さん
私の家にコナンくんがいました。
163人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ニッチ(プロフ) - 初めまして!とても面白かったです!キュンとして切ない感じが良いです!番外編とか見てみたいなって、ちょっと思いました! (2018年7月6日 4時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - * 森さん@tear *さん» ありがとうございます!楽しく読んでもらえて嬉しいです(*^^*)了解しました! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミカミカ(プロフ) - 月影愛梨さん» 了解しました! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 53b155e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
* 森さん@tear *(プロフ) - こんばんは!いつも楽しく読ませていただいてます。アンケートですが、1がいいです! (2018年1月9日 20時) (レス) id: a504df0074 (このIDを非表示/違反報告)
月影愛梨(プロフ) - アンケートですがワンです! (2018年1月9日 18時) (レス) id: a85507e01d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミカミカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mei1127/
作成日時:2017年1月4日 22時