検索窓
今日:1 hit、昨日:60 hit、合計:395,932 hit

96 ページ47

亜「そうだね。」


そう言うと白濱は俺から目を逸らし窓の外へと目を向けた。



亜「で?お前はAのどこが好きなの?」



涼「っ」



白濱にそう聞かれた。



どこが好き、、、?



涼「どこって、、。」



亜「あるんじゃないの?あるからすきなんでしょ?どこ?」



窓の外からゆっくり目線を外すとまた俺の方へ顔を向ける。



そして俺に真っ直ぐな視線を向けてきた。



とても真剣な。



いつも適当でどうでもいいとでも言うような瞳だったくせに。



涼「っじゃあお前にも聞くよ。お前はAのどこが好きなの?」



俺も聞きたかった。


どのくらいAのことが好きでどこが好きなのか。



亜「俺?俺は、、、。」


白濱は真っ直ぐな瞳で俺を見る。



まるで心の中全部見透かされているような。



まるでAの瞳を見ているかのようだった。真っ直ぐすぎる瞳。



亜「俺は、、、あいつの声も笑った顔も純粋な所も一生懸命な所も全部、、、全部好きだけど。」



そう言って立ち上がった白濱。



亜「お前もでしょ?お前がAのことを大切に思ってるのは知ってるから。」



涼「、、、。」



亜「あいつ、お前のこと好きだってさ。絶対泣かせるなよ。」


それだけ言うとそのまま店を出ていった。



するとコーヒーが運ばれてきた。



店「あの、、、コーヒーは、、。」


涼「あー、、1つは下げてもらってもいいですか?すみません。お金は支払います。」



店「あ、はい。かしこまりました。」



店員が席を離れると俺はため息をついた。



Aが俺のことを好きだって?



白濱はバカだね。



ほんとに馬鹿だよ。



涼「Aは、、、Aはお前のことが好きなんだよ。ばーか。」



俺は1人小さくそう呟いた。

97→←95



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (290 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1211人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから亜嵐くんが積極的になります!お楽しみにしててください!! (2018年8月2日 19時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - ひき止めちゃう(。>д<) 両思いなのに離れてしまうのか(>_<)さぁどうなる?どうなる?! (2018年8月1日 20時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから行動起こしていくと思います!!期待していてください!あのGENE犬グッズ欲しいです!!早く商品化して欲しい!!プリレジェも欲しいなぁ〜笑 (2018年8月1日 13時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - 切ないですね(。>д<)亜嵐ちゃんどうする(>_<) UEOキャッチャーでGENE高のgene犬ぬいぐるみが(^_^)vでも普通に販売していただきたいですな。プリジェレグッズもonlineで (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます!隼くん好きなんですか!私の目標は全メンバーとの小説を書くことなのでいつか隼もかけたらいいなーって思います!これからも更新楽しみにしていてください! (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さのひな。 | 作成日時:2018年7月17日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。