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その日の夜。




涼「もしもし?A?」



『っうん!もしもし?』


ちょうど部屋にいる時に涼太くんから電話がかかってきた。




あれからメールはしているけれど涼太くんは私に何も求めようとはしてこない。




裕太が言うように普通なら返事を求めてもいいのに、、、。



だから私にはある疑問が生じてきた。



それは、そもそもあの告白は、あの"好き"という言葉はLoveではなくlikeの方なのではないかと。



だったら裕太に言ったこととかすごく恥ずかしい勘違いをしているのではないだろうか。



涼「またどこか遊びに行こ?」



『、、、、。』




私は涼太くんの返事に同意するか断るべきか悩んだ。



『っあのさ、涼太くん、、、。』



涼「ん?何?」



『えっと、、、あの、、この間の、、、こく、、』



涼「ああ。水族館での告白のこと?」



『、、、、っ!』



涼太くんは躊躇せずにサラッと言った。



涼「あれは、、、気にしないで。俺が言いたくなって言っただけだから。


別に返事を聞きたいわけじゃないから。それに、俺のことまだAが好きじゃないこと知ってるし。」




裕太の言う通りだった。



だけど涼太くんの言葉が胸に響いた。



"他に好きな人はいない。"




そう涼太くんに言えたらいいのに。



『、、、、。』




何も涼太くんに言い返せない。



黙ってたらそれが返事になってまうことくらい分かってる。



それなのに私の口から何も言葉が出てこない。



『っご、、、ごめん。』



出たのはこの3文字。



涼「平気だよ。じゃあもっと沢山デートして俺のこと好きになってもらえたら嬉しいな。」



そんなことを私に言ってくれる涼太くんは本当に優しい人。



『涼太くん。』



彼はとても心が広くて余裕がある。そんな人。



私とは正反対。



『また、、、デート、、、してくれる?』



涼「うん。もちろん。」



そう言って涼太くんはおやすみと一言そう言って電話を切った。








亜嵐くんではなく涼太くんが好きになれたらどんなにいいだろう。




私は夜寝る時もずっとその考えを頭に巡らせていた。

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さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから亜嵐くんが積極的になります!お楽しみにしててください!! (2018年8月2日 19時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - ひき止めちゃう(。>д<) 両思いなのに離れてしまうのか(>_<)さぁどうなる?どうなる?! (2018年8月1日 20時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから行動起こしていくと思います!!期待していてください!あのGENE犬グッズ欲しいです!!早く商品化して欲しい!!プリレジェも欲しいなぁ〜笑 (2018年8月1日 13時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - 切ないですね(。>д<)亜嵐ちゃんどうする(>_<) UEOキャッチャーでGENE高のgene犬ぬいぐるみが(^_^)vでも普通に販売していただきたいですな。プリジェレグッズもonlineで (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます!隼くん好きなんですか!私の目標は全メンバーとの小説を書くことなのでいつか隼もかけたらいいなーって思います!これからも更新楽しみにしていてください! (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さのひな。 | 作成日時:2018年7月17日 14時

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