Story.56 ページ6
「りりぃさまは良くないよ、あんな考え方、
確かに、そのりりぃさまにとって大切である執事に就いてもらう
ためといっても流石に……。ねえ、辰哉どうしたらいい？」
りりぃさまがそろそろ本格的にAに寄ってきてるのは間違えない
危ないんだよな、これ以上俺のせいでAを巻き込みたくない
じゃあ俺とAでこの学校離れるとか？
……いいや、それだとせっかくあかりさまとお友達になれた
Aに申し訳ない…
俺だってここの場所だから執事って立場になれてるだけで
離れれば普通の人。
普通の人でもAを守れるけれど……けど。
「ねえ〜？辰哉〜？」
りりぃさま…あいつは危険すぎる、
りりぃさまは俺目的だから…、きっといつか力突くでも
Aをここから追い出す…それをさせないで守るのが俺の仕事
守る…何があってもAを、、、
「辰哉ってば〜！！！！」
Aが下向いて考えてた俺の顔を覗き込む
「ど、どうされました？」
「辰哉、、、？？？」
「ん？なぁに？」
「なにか隠してる？？？」
「そ、そんなわけ、、、、「あるでしょ？」」
「いつもいっぱい話す辰哉が下向いて考え事なんて
見たことないもん」
「A……申し訳ございませ「話して？」」
話してと言われても、、、。この話をすりゃきっと
Aは辞めると言い出すでしょ？
俺、絶えらんない。Aがお嬢様辞めるなんて
考えたくない、俺がりりぃさまなんか越えた素敵な
レディにするってあの日決めたんだから。
それに俺はAのこと、、、、、
「お嬢様、この話は辞めよう。」
「えーなんでーーーー教えてよーーーもう。
辰哉がわがままお嬢様が嫌いって言うのと似てるけど
じゃあ私は隠し事する執事嫌いだもん」
「お嬢様、、、、」
「話してよ？？ダメ？？……話さないのはもしかして
私がお嬢様辞めるとか言い出しそうなことだったりするの？」
あ。。。。Aにはお見通し。
でも、話していいのか､､､？
りりぃさまはヤバいやつだけどA含めお嬢様みんなの
あこがれの存在の方なのは間違えない。
俺がSランク執事のようにりりぃさまはSランクのお嬢様だから…
俺が悪いやつだって言ったら…この学校中どうなる？
「私、どんな事でも辰哉のお嬢様でいるよ？
私覚悟した……したから!!何も分からない状態での害のが嫌よ？」
A……信じていい？
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作者名：ふあちゅ | 作成日時：2023年8月22日 0時
