Story.51 ページ1
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『俺が素敵なトップオブレディにさせてみせましょうか？』
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そんな言葉を言った次の日、毎日の通りにベットにぐっすり
眠るお嬢様を起こす所から一日が始まる
「A〜？朝だよ〜おきろ〜！」
「んむぅ……たつぅ…おはよぉ、」
わがままな時もあれば1人で頑張りすぎる時もあり
めちゃめちゃ気分屋だけど結局は1番かあいい俺のお嬢様
「んふ、おはよう〜！今日は大丈夫？」
「うん…頑張るもん……」
そう。一昨日お嬢様学校に通ってて周りのお嬢様たちにされて
散々な目にあってしまってかなり落ち込むAなんだけど
昨日、元トップお嬢様の本堂まなさまとその執事ともさま実の両親からの言葉でよりお嬢様らしくしていきたいっていう強い願望が産まれてるA、でもまだ不安そうだなぁ…？
「不安じゃないもん！！！」
「おん？」
「辰哉が素敵なトップオブレディにさせてみせましょうか？なんて言うから！！！」
「いや、だってそうでしょ？、あ、じゃあ今日から俺が
Aお嬢様プロデュースしてあげよっか？」
「なによ、それ、じゃあ今まではプロデュースしてくれてなかったってことー？」
「ちゃ、ちゃ！ちがぁう！！Aがもっとお嬢様らしくいられるようにまずは身だしなみから整えようじゃん！って事！」
ここのお嬢様学校では身だしなみはしっかりしてなきゃダメ。
まずは見た目から判断されやすいから、俺らとか関係なくみんな執事に身だしなみとかやって貰ってるわけで……
「ふむ…というか、たつぅ？まず朝ごはん食べたい」
「あぁ、朝？かしこまりました。」
朝昼晩のアフタヌーンティーとかディナーは……まあ、執事だけど俺は作れない。料理は実はあまりしない…。というか全然。だからいつもシェフに調達するんだけども…Aはずっと俺が作ってるみたいになってるから俺に向かっていつも
「辰哉！美味しい！！！」
「え〜？ほんと〜？ありがとう！！」
なんて俺が作った振りをしているのはここだけの話な…？笑
「それで、辰哉？どう素敵なお嬢様にさせてくれるの？」
……おっと、急に難しい質問！笑 まあまあ試行錯誤やらせてよ！なんて言えるはずもない、だって不安を和らげたからには…ね。
まあ、俺って手が白くて綺麗だから何しても完璧かな！
あとはAが今までより違う雰囲気でいられたら…
あ、でも素の自分が1番だよ！作られると俺も対応困るからね！！
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作者名：ふあちゅ | 作成日時：2023年8月22日 0時
