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拓弥side
.
草川くんの隣がいいとかほんとに反則 。
さっきから 、みんな自己紹介してるけど 、なんか俺の時とは違う 。
自意識過剰 ？？( 笑 )
.
でも 、ひとつ引っかかってることが 。
俺以外のみんなのことは下の名前で君付けなのに俺は何故か名字呼び 。
なんでなんで ？
俺だって下の名前で呼んでほしい 。
けど 、そんな事恥ずかしくて言えません 。
｢く 、草川くん 、２限は出よう ？？｣
拓弥｢そうだな 、保健室実際行ってないし ( 笑 )｣
｢うん ！！( 笑 )｣
めっちゃ可愛い 。
こんなに無邪気に笑顔見せられたら 、そりゃみんな惚れるわ 。
ほんとに可愛い 。
｢草川くん ？どうしたのぼーっとして｣
拓弥｢いや、なんもない 。そろそろ戻ろっか｣
｢うんうん ！｣
佑亮｢え 〜 、もう帰るの ？？｣
拓弥｢もうって 、１限終わるぞ ？( 笑 )｣
祐基｢俺は 、２限終わるまでいようかな 〜｣
太陽｢またいつでも来てな｣
｢あ 、海くん ！さっき 、グミありがとうね ！｣
海｢全然 、またあげるよ｣
｢やった ！｣
何故かわからんけど 、海にめっちゃ懐いてる
懐くって 、なんか言い方変かな ( 笑 )
でも 、さっきから海くん海くんって
拓弥｢じゃ 、帰ろう｣
｢うん ！｣
『ばいばーい』
｢さっきね ！海くんがグミくれてね 、それがすっごい美味しかったんだ 〜 ！｣
いかにも 、ニコちゃんマークみたいな笑顔でそう言った 。
拓弥｢そっかそっか 、何味 ？｣
｢マスカット ！｣
拓弥｢マスカット好きなんだ｣
｢うん 、好き 〜｣
好きって 、自分に言われてる訳じゃないのにちょっとドキッとした 。
なんか、自分が自分じゃないみたいだ 。
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作者名：ふう | 作成日時：2017年8月8日 14時
