好きなの ―T.K― (ページ31)

今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:52,014 hit

．ページ31

それでも、私の中にいるのはいつも草川くんで。

．

はあ、何をやってるんだろう。
あの時、どうしてれば正解だった？
これで正解なの？
もうわからないよ。

．

「悠、今日クレープ食べに行かない？」

悠「いいよ、行こう」

それからの授業はいつも以上に頭に入らなかった。

ぼーっとしてればつまらない授業もあっという間に過ぎるわけで、気づいたら放課後。

悠もきっと気づいてるんだろうな、私がモヤモヤしてる事。

でも、聞かずに私が言うのを待ってくれる。

クレープ買ったら悠にぶちまけようと決めていた。

無事にいつものクレープを買えてベンチに座れた。

「あのさ、私これで合ってるのかな？」

悠「ん？」

「草川くんと1週間距離置いてみたけど、
私やっぱり話したいって思うし、
草川くん、前よりなんか暗くなったような気がして、大丈夫かなって思うけど声かけてあげられなくて自分無力だなって思ってもうどうすればいいのかな、」

悠「A、話してくれてありがとう。
私ね、ずっと思ってたんだけどAはさ、
草川の事好きなんだよ。」

．

．

え、私が草川くんのことをすき、、？

「ちょっと、え、どういうこと、、」

悠「まだ気がつかない？
ずっと草川の事心配してさ、いっつも頭の中には草川しかいなかったでしょ？
好きなんだよ、草川のことが。」

「私が、草川くんのこと、、、」

そっか、私、草川くんのこと好きなんだ。

悠「ちょっと、泣くなよ～～」

「ごめん」

なんかわからないけど、気持ちに気づけたからかな？
安心して涙が出てきた。

「悠、ありがとうっ」

悠は、本当に私の自慢できる友達。

悠「あ、噂をすれば。」

拓弥「橘さん！！」

「へ、、？」

拓弥「泣いてるの？
俺のせいだよね、ごめん。」

「違うよ、草川くんのせいなんかじゃない」

拓弥「ありがとう、でも、もう泣かないで？
可愛い笑顔が俺は好き。」

「え、、、、へ、、？」

拓弥「あ、俺何言ってるんだろ、ああ …」

「ありがとう、拓弥くん！」

拓弥「い、いえいえ、、、」

拓弥くんって初めて呼んでみたけど、なんか拓弥くん照れてる？？？笑笑

自意識過剰かな笑笑