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43キロ ページ45

及「アハハッ」


花「えっ?急に笑いだしたぞコワ」


松「ついに頭狂ったんじゃね?」



『???』


及「Aちゃんは強いね?」



『えっ?』



岩「・・・・・・」



Aちゃんがいてくれて良かった。


Aちゃんがいなかったら俺は……


いや、これ以上考えるのはやめよう



及「さっ。みんな帰る準備してバス乗るよ」ニコ


花・松「変なやつ」


『???』


―――バス乗り場―――

及「あれAちゃんは?」



矢「なんか、「トイレ行ってくる」って言ってついさっき行きましたよ?」



岩「......」



花「大かな?」


松「いや、あれは小だ!」




1年「(((引」




岩「A、結構方向音痴だから一応迎えに行ってくる」



花「おう、頼んだ!」



及「あ、待って俺も行く」








岩「なぁー及川」




及「何〜?」




岩「Aは強くなんかない。」



及「え?」


何を突然言ってるんだ岩ちゃんは?


あんな前向きな事言えるのにどこが強くな─────


岩ちゃんの後ろを着いて来ただけの俺は全然気づかなかった…



及「ここトイレじゃないよ岩ちゃん?」



岩「・・・・・・」



返事は帰ってこなかった。


その代わり


岩ちゃんが見ている方を見てみると






『……っ……!……もっ…と……もっ…と………っ…』



えっ……



嗚咽を堪え、
顔を伏せている為表情は見えなかったが。



でも、泣いているという事はすぐに分かった




及「Aちゃ───」

俺がAちゃんを呼ぼうとしたら…









ギュッ


Aちゃんの体を優しく包み込むように





Aちゃんが涙を人前で見せない事をわかっていたのか、岩ちゃんは





Aちゃんの顔を隠すかのようにもう片方の腕で頭を優しく胸元に引き付けた。








岩「お前はよくやった。
我慢しないでいっぱい泣け。
来年は絶対に勝ってみせる!」ニカ




『……う…っ………!………っ……』



その時、俺は全てを悟った。



Aちゃんは強くなんかなかった



俺たちのために、必死に涙を堪えていた



岩ちゃんは最初から分かっていた



そんなことに気づかなかった俺は…




恥からか、Aちゃんに話しかけることも出来なかった。




──現在──


正直今でもその時の事は悔やんでいる


なぜそんなに話を今になってしたかと言うと────・・・

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ツクヨミ - こんにちは!いえ、こんばんはですかね?リクなんですけど、途中で、梟谷参加して欲しいです!!!更新頑張ってください!! (2021年7月26日 16時) (レス) id: d0d136fad8 (このIDを非表示/違反報告)
PAL☆PAL☆ - 夢主ちゃんがカワイイッ (2021年7月21日 18時) (レス) id: 4410524b69 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 塩キャラメルさん» コメントありがとうございます。是非書かせてください!! (2021年3月1日 20時) (レス) id: 4872315799 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル - 白布くんか治くんかどちらかで、激甘系をしていただきたいです。それか、王様ゲームですかね?わがままですみません。更新頑張ってください。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: dd24b39f8a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - にゃるさん» いいですよね!自分もすごく夢に見ます(笑) (2021年1月15日 21時) (レス) id: 4872315799 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花咲く君にアイラブユー | 作成日時:2021年1月7日 14時

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