痩せちゃった☆

42キロ ページ44

及川side




『・・・・・・』



及「・・・・・・」




『(空気が重い！！
何か話題を作らな―――)』



及「ごめん…」



『へ？』



及「Aちゃんはちゃんと俺らの事─────...」









──去年の決勝戦──



まただ。また、負けた



勝てない


勝てない


どうやっても牛島には…勝てないんだ。




モブ1「青城ボロ負けだったな？」


モブ2「1セットも取れてないじゃん」


モブ3「まぁー最初から白鳥沢が勝つって分かってたしな‪w」



青城「・・・・・・・・・」






何も言えなかった。


もしかしたら、内心俺も同じ事を思っていたのかもしれない…




どんなに練習しても




練習しても




所詮白鳥沢には勝てないんだ……





本当は皆も、そう思ってるんじゃないか？



そう思ってる自分がいた。





でも。








『か……な……と……ざ……ろ……
か……な……と……ざ……ろ……』




松「お前さっきから、何ボソボソ言ってんだ？」






『勝手な事いいやがって、今に見てろすぐに白鳥沢倒してあいつらにざまぁみろって言ってやる！』





花「わーお前結構言うんだな笑」




『....逆に先輩達は大人ですね？』


岩「なんでだ？」



『だって、普通あんな事言われたら腹が立ちません？


こっちの努力も知らないで、毎日、毎日朝早く来ては、遅くまで残って練習して練習してんのに…


あー言う奴らに限って、こっちが勝ったら「お前らならやると思ってた」とか「信じてたぞ」だの思ってもない事言うんですよ！』



青城「．．．．．．．．．．」




『だから、
来年は絶対に勝って、勝って、そんで、私たちのこと見下してた奴らにざまぁみろって言うんですよ！

ですから、絶対に来年は白鳥沢倒してインハイも春高も行って全部優勝するんですからね！』ﾆｺ





及「！！！」




『あーそうとなったら明日からまた特訓ですね。ランニングも、増やして…及川さんの強烈サーブ100本カットと…』



松「えっ、絶対やだどうにかしてよ岩泉」



岩「あの目の時はもう俺でも止められないな」


花「落ち着けA。夢が大きいのはいい事だ、でも俺たちの体を最優先してくれ。とりあえず、明日の部活はオフだ！わかったな？」




松「おい。及川も黙ってないでAを止めてくれよ」



及「．．．．．．．．．｣


岩「？？及川？」

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