さしす組に囲われています。

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「フーンフンフーン！」


悟「美味い？」


「めちゃくちゃ美味しい」


すると五条は鬼のように持ってきたショートケーキにのってるイチゴを私の前へつき出した。


「いいの？」


悟「俺は砂糖が食えりゃそれでいいから」


「ははっ、なんだそれ」


遠慮なくフォークからイチゴを頬張ると、目を細めて私を眺めている五条にピントがあった。


「…なんかはっずかしー」


悟「？なんだよ？」


案の定、女の子たちにはジロジロ見られて視線が痛いけど、もうそんなこと気にしてられるか。なんかもうどうでも良くなってきた。いちご美味しい！


その後120分間しっかり楽しんで、
レジへ進むと「カップルのお客様は2割引させて頂きます」なんて言われてカップル割りの存在を知った。


「ごちそーさまー」


悟「はぁ〜、これ晩飯食えねぇわ」


「夜中にお腹すいちゃうやつだよ」


悟「間違いねぇ」


なんか唇カサつくし、ポケットからリップを取り出して唇に塗っていると横から熱い視線を感じた。


「…なに？」


悟「俺にも塗って」


「これ色ついてるから女の子みたいになっちゃうよ」


悟「俺カワイイもんな」


すると道端で突然五条は
私の唇に自身の唇を押し付けた。


「ん！ちょっ…と、なにすんのっ」


悟「あー…人前では嫌、だっけか」


面倒くさそうに頭を搔く
五条の唇はほんのりピンク色だ。


すると五条は店裏の人目につかない物陰に私を引き込むと、私の腕を両手で押し付けてまたキスをする。


「んっ…ふ、ねぇっ…どうしたの」


悟「いつも通りだよ、通常運転、分かってるくせに」

・→←すっごく甘い

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