さしす組に囲われています。

おはようモーニング！ ページ15

「夏油おはよ！」


傑「あぁ、Aおはよう。」


教室にいつものように佇む夏油を見ると、なんか安心する。渋谷にハチ公が居ることくらい当たり前すぎて安心する。


「ふぁ〜ねむい〜」


私が夏油の机の前で突っ伏していると、
夏油は私の頭をなでなでしていた。もはや癖。


傑「悟の匂いがするね。」


「…」


て？


待って？今なんて言った？


傑「悟の匂いがするね。」


「2回言わなくていいよ！わかったから！」


傑「あぁ、分かってたの。」


なんなんだこの男…バケモンか…！？


「昨日悟の部屋でうっかり寝ちゃってそれでカナ…」


傑「悟と二人で寝たの？」


「え、あぁ……」


しっかり寝ました。


傑「何もされてない？」


何もどころか、私も煽りましたけど…


「も〜、夏油は心配しすぎだよ」


傑「そりゃあ心配だよ、相手が悟だしね」


私も大概なんですよ、傑くん！！！


傑「まぁ、Aも案外不埒なこと、
私は知ってるけどね。」


「え」


頬杖を着きながらニッコリと微笑む彼。


シンプルに少し怖いよ、傑くん！！

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