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傑「何をやってるのかな?」


黒い笑いを浮かべながら問いただす傑を前に
私はコンクリートの上で正座をしていた。


裏があるタイプだとは思ってたけど怖いな……
てか硬い。めっちゃ足痛い。


「あ、えと…夜のお散歩」


傑「ン”ン?」


「ひっ……」


上をチラリを見上げると、手当てが施された悟の顔が見えて、思わず目を逸らした。


「…探してたの、私の事」


硝子「だって帰ってこないし、ここの辺りで1級呪霊出たって言うし。心配するじゃん。」


「…心配」


傑「まあいいよ。続きは後だ。
冷えてきたし、早めに帰ろう。立てる?」


傑は私の肩を抱いて身体を気遣ってくれる。


「うん」


傑「悟、Aおぶってやって」


悟「は!?俺かよ!?」


「い、いいよ、歩けるよ…」


悟「……」


傑の肩を借りて歩いていると、不意に悟が私の前へ出て、そっと屈んだ。


悟「早く乗れ」


「なんで…!」


悟「お前に合わせてたら朝になるだろ、早くしろ」


ぶっきらぼうにそう言われて、私は素直に悟の背中に身を任せておぶさった。


悟が立ち上がるといつもの私の視界の二倍の高さになった。


「高!超高い!!怖い!!」


悟「うるせえ」


そう言ってズンズン歩いていく悟をすぐ横目で見る。


「…重くない?」


悟「…重くねぇ」


「顔、ごめん。ぶつけて…」


悟「もうほぼ治ったからいいわ」


「…なんで来てくれたの。
私あんなに酷いこと言ったし、怪我させたのに…」


悟「仕方ねぇだろ。傑と硝子がうるせえんだから。」


傑「ふふ、素直じゃないね」


悟「はぁ?」


硝子「アンタが1番張り切ってたじゃん」


悟「おい!記憶捏造すんのやめろ!」


あぁ、私。この人たちと一緒にいたい。


別れが怖いからとか、最悪の事態ばっかり考えて
ここにある平和を守る努力をしようとしなかった。


この人たちは私を助けるために、わざわざここまで探しに来てくれた。見つけてくれた。


だから、


「悟、帰ったら一緒に反省文
踏み倒せるように直談判しに行こっか。」


悟「おう」



みんなを守れるように頑張るね。

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ちぃ - 続編欲しい………… (2021年7月20日 16時) (レス) id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民のス蛸 - ヒューヒュー(棒) (2021年3月9日 6時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
キューピーマヨネーズ(プロフ) - kazukitoge1706さん» はじめまして!すっごく嬉しいお言葉ありがとうございます〜!頑張ります!これからもよろしくお願いいたします(^-^) (2021年2月13日 15時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
kazukitoge1706(プロフ) - この小説が好きになりました! 皆可愛過ぎです(〃'▽'〃)最新頑張ってください!! (2021年2月13日 14時) (レス) id: e10d9dfeb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キューピーマヨネーズ | 作成日時:2021年1月30日 20時

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