レッテル剥がし_26 ページ26
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事件はその1週間後、学校の帰り道で起こった
侑李は今日用事があるとか何とか言ってたから帰りは1人だった
「Aちゃん!久しぶり!」
突然名前を呼ばれて振り返ると
『あ!えーっと確か...柿原先輩!』
柿「せいかーい。てかちょうどよかった。話したいことあったんだよね」
『え、私にですか?』
柿原先輩は2つ上で、私が高1の時委員会が一緒で少し話してLINEを交換した程度なんだけど...
柿「うん、知念くんのことでちょっとね」
『侑李?』
柿「うん。長くなりそうだからさ、俺の家で話さない?」
侑李、何かあったのかな...
_____
『お邪魔します』
柿「どうぞ〜」
『あれ、一人暮らしですか?』
柿「そうだよ〜。まぁまぁ座ってて」
『あの、侑李がどうしたんですか?』
柿「その前にこれ!美味しいから飲んでみて」
『...ほんとだ!ハーブティーですか?』
柿「そうそう。俺ちょっとトイレいってくるわ」
何か、怪しいような
そもそも侑李と柿原先輩って関係あったっけ?
LINEしてみよ...
『侑李、柿原先輩と面識ある?』
あ、既読ついた
『ん?!電話?』
『もしもし』
知「ねえ今どこにいるの」
『柿原先輩の家だよ。なんか侑李のことで話あるって言われて』
知「なら今すぐ逃げて。それ嘘だから」
『どういうこと?』
知「いいから逃げて!」
侑李に言われた通り、家を出ようと立ち上がったら
『ん...』
立ちくらみ?貧血?
『無理...』
バタン
いつの間にか、意識を失ってた
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作者名:夢眠 | 作成日時:2017年3月20日 18時