毒舌系男装歌い手【すとぷり】

男装12 ページ13

目が覚めると朝の6時半だった。

昨日よりかは体調が良い。

これならまだ大丈夫そうだ。

そして俺は部屋着に着替えリビングに移動した。

食欲はあったので冷蔵庫の中にあったサラダを食べた。

そしてお皿を片付けているとジェルがリビングに入ってきた。

ジ「おはようさん」

目を擦りながらいうジェル。

こんなに早く起きる意味なんてないのに。

そう思った俺の心を見透かしたかのように

「起きちゃったから寝れへんの」

と少し笑いながら言った。

そしてジェルは自分の分のご飯を用意し食べ始めた。

途中でAは食べへんの？と聞いてきたがもうサラダでお腹がいっぱいだった。

そうして今ご飯を食べるジェルを見つめている。

する事が無いし暇だ。

だからジェルをじっと見つめていた。

寝起きなのでそんなに声が出ないため動画は取れない。

部屋ですることを考えるよりご飯を美味しそうに食べるジェルを見ていた方が楽しい。

ジ「なんでそんなに見つめてくるん？」

ふふっと笑いながらジェルが言った。

貴「暇なの。あと幸せそうに食べるジェルを見てるの好き」

そう返答するとまたふふっと笑って食べ始めた。

俯いてはいたが食べている。

俯いたら見えないじゃん。

そう思い俺はジェルの顎を上げた。

これが顎クイと言うものなのか？

そうするとジェルの顔は真っ赤になっていた。

女子か。

貴「俯かないで。顔見れない」

そう言うと少し顔が赤いまんまご飯を食べ始めた。

その姿を見ていると自然と幸せな気持ちになっていた。

男装13→←男装11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す