夏の夜は君と 2

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「みんなおはよー！今日は重大発表があるの！」


開店前、美咲さんがあたし達4人を集めた。

重大発表？なんだろう？


ま、まさか旦那さんと上手くいってないとか！？
実は紫耀と付き合います！？

いやあああ……



「実はアルバイトが増えまして。さすがに4人に毎日働かせるの悪いな〜って思っててさ！やっと何人か捕まえてきたの！だからこれからはその子達と日替わりになります！！」

「まじっすか！いやー俺も海で遊びたかったんすよ！！」



ほ、良かった。


でも紫耀とは会えなくなるのかな？

帰れば会えるけど…毎日紫耀と働けるなら休みなんていらないのに。




「Aちゃんおはよう」



紫耀の事を考えていたら本人登場。

ふにゃふにゃ笑顔だ、可愛い。



「おはようはさっきも言ったよ」

「そうやったっけ？」



まさか忘れたの！？
さっきおでこを触ってあたしを無駄にドキドキさせたくせに！？



「嘘やって、そんな怖い顔せんといて〜」

「怒ってない！」

「顔がムスッとしてたで？あ、ほら今も！」


「紫耀となっちゃんと顕嵐くんでお店みてもらっていい？そーんで、岸くんとAちゃんはおつかい頼まれてくれない？」



あたしと夏海の目が合った。

美咲さんには逆らえないから何も言えないけど、お互い逆だったら良かったのに〜っていう気持ちを目で訴える。


「じゃーねAちゃん！迷子にならんようにな？」

「優太と2人だととてつもなく不安」



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