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「あ、ほんまにAや」
少し動けば鼻がくっついてしまいそうなほど近くにいる紫耀は、満足そうに呟いて笑った。
抱き枕と勘違いしているのか、あたしの体は紫耀の筋肉質な腕にがっちりホールドされている。
「紫耀……えっと……………」
「俺目悪いからさ〜」
「いやそうではなくて…」
「ん？」
ん？じゃなくて、
てかその声と顔はずるいっていうか、
「………もうちょっと寝よ」
「えっ」
紫耀があたしの顔をぐっと胸の中に引き寄せて、頭の上に顎を乗せる。
ちょっとこれはやばい。
こんなに密着してたら心臓が持たない。
もう既に口から何かが出てしまいそうだ。
「紫耀〜〜……」
「なに〜」
なに〜って……
そんな色っぽい声で何をおっしゃいます
「起きないと、ドライブ、」
「ドライブ〜？」
徐々にあたしをホールドしていた腕の力が弱まる。
あたしも少しずつ紫耀から離れる。
密着していないだけで、近い事に変わりはないけど。
「そう、ドライブ行こって紫耀が言ってくれたんだよ」
「ドライブ…………」
そう呟くと、虚ろだった紫耀の目がしっかりと開いた。
「え！？待って！？Aちゃん何してん！？」
「紫耀のバカ」
やっぱり寝ぼけてたのね。
あたしは体を起こして、布団の隣に座った。
何してんってお前が連れ込んだんだろーがーーーー！！！
いやこの部屋に入ったのはあたしだけどーー！！！
「ごめん、ちょ、眼鏡とって」
「………はい」
布団の傍に置いてあった眼鏡をとり、紫耀に渡した。
眼鏡の紫耀……レアだ…………
どうしよう、かっこいい。
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shi_chikin6(プロフ) - この作品ほんと大好きです！ハラハラドキドキ！更新楽しみに待ってまーす♪ (2016年10月2日 0時) (
レス) id: ea69c224ce (このIDを非表示/違反報告)
ANN - 忙しいかもしれませんが、更新頑張ってください！！大好きです(笑) (2016年9月27日 16時) (レス) id: e7aa92ac41 (このIDを非表示/違反報告)
だぁりか(プロフ) - いつもこの作品楽しみにして見てます！岸くん優しすぎてもうやばいです(*_*)次の更新楽しみにしてます(*^_^*) (2016年9月25日 22時) (レス) id: 1c45e95ee3 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 面白すぎておもわずコメントしてしまいました、平野担です！でもまさか、岸くんの「好きだよ、ここから連れ出したいくらい」(間違えてたらごめんね)にやられました。続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年9月25日 19時) (レス) id: 63b2e22316 (このIDを非表示/違反報告)
ANN - 岸くんみたいな人がいたら…(泣)他作品も切なくてminiさんの作品大好きです。更新できる限りでいいので。応援してます！ (2016年9月24日 12時) (レス) id: e7aa92ac41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mini
| 作成日時：2016年8月11日 0時
