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「おかあーーさーーん！あたしの旅行用の歯ブラシどこ！？！？」
「えー？洗面所の下にないのー？」
「ないから言ってんの！」
「なんで今頃歯ブラシなんて探してんのよ…」
歯ブラシ以外は全部準備できてるし！
あの日から2日が経って、今日から紫耀のいる海の家で1ヶ月ちょっと住み込みでバイト。
夏は暑くて嫌いだし、外から一歩も出たくないけど今しか出来ない事だから少し楽しみではある。
「はい、洗面所の下にありましたけど？ごめんなさいは？」
「まじ！それはごめん！あーー早く行かなきゃ！優太には負けたくないから！！！」
「お行儀良くするのよー？なんかあったらすぐ連絡！分かったー！？」
「はーいはいはい！いってきまーす！」
玄関を出て待ち合わせ場所まで急ぐ。
と言いたいところだが持ち慣れないキャリーのせいであまり急げない。
こんなんじゃ優太に先を越されてしまう…
「あ、Aきたー！こっちこっちー！」
「優太！優太は！？」
「Aどんだけ俺の事好きなの！？」
「あーーーー負けたーーー」
優太に負けるなんて…この先が思いやられる…
「ほら、行くぞ。夏海荷物貸せよ」
「ありがとー顕嵐優しいね、Aのも持ってあげて」
「え」
「あーーあたしは大丈夫だよ！軽いから！」
本当はすごく重いけど。
さすがに顕嵐もキャリー3つは無理だ。てか2つ持ってるのもおかしな話だし。
「お、俺はお前のなんか持たねえからな！？」
「は？優太には期待もしてないわ」
そんなこんなであたし達は紫耀のいる街へと出発した。
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あーや(プロフ) - このお話本当大好きです！キュンキュンします(*^^*)これからも楽しみにしています！！！ (2016年7月31日 21時) (
レス) id: 5dc9787a97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 続き楽しみにしてます＼(^^)／ (2016年7月25日 15時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 思わず見入ってしまいました！青春って感じでとても好きです！続き楽しみにしてます！ (2016年7月18日 2時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mini
| 作成日時：2016年7月17日 16時
