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「ありがとう、Aちゃん。Aちゃんは俺みたいになったらあかんで？」
「………うん」
「ん、めっちゃいい匂い」
紫耀があたしの髪の毛に鼻を押し当てて匂いを嗅いでる。犬みたい。
あたしは紫耀みたいにならないように、どうしたらいい？好きって言ったらいい？
まだ言葉にできないから、紫耀をさらにぎゅっと抱き締めた。
「Aちゃーんどしたん？くっついて」
「紫耀…もうちょっとこうしててもいい？」
「甘えたさんやね」
そう言って彼はあたしの髪を優しく撫でる。
心地がいい。心臓の音も、撫でるスピードも、筋肉質な体も。
ずっとこのままこうしていたい。
「はい、おしまい！」
紫耀は優しくあたしを体から離した。
顔を上げれば微笑む紫耀の顔がすぐそこにあって、急に我に返って恥ずかしくなった。
何してるんだあたしは……！
「ごめん紫耀、あたし何して、いや、本当に…」
「Aちゃん可愛すぎるから強制終了！」
「は…」
「そりゃ女の子に抱き着かれたら俺やってドキドキすんねんて！物足りんかった？」
「物足りな……んな！ことない！です！」
「甘えるAちゃん可愛かったで〜？」
まるでいたずらした子供のように笑いながらあたしの頭を撫でる。
紫耀への好きが溢れて止まらない。
いつか美咲さんの事忘れられるほどあたしに夢中にさせるから。あたし頑張るから。
だから待ってて紫耀！
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あーや(プロフ) - このお話本当大好きです！キュンキュンします(*^^*)これからも楽しみにしています！！！ (2016年7月31日 21時) (
レス) id: 5dc9787a97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 続き楽しみにしてます＼(^^)／ (2016年7月25日 15時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 思わず見入ってしまいました！青春って感じでとても好きです！続き楽しみにしてます！ (2016年7月18日 2時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mini
| 作成日時：2016年7月17日 16時
