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夕食を食べ終わった後そのままお風呂に入り、部屋に戻ってきてもう寝るだけだ。

結局紫耀の姿を見ることはなかった。



「ねえA。もしわたしがいなくなっても優太は探してくれたかな」

「え?当たり前だよ!」

「そうかなぁ………。わたしAに嫉妬しちゃった。だめだよねこんなんじゃ」



そう言って夏海は大きなため息をついた。

夏海はこんなに素直にあたしに話してくれるのに、最近のあたしは隠し事ばかり。

罪悪感がどんどん大きくなる。



「だめだだめだ!こんなことで落ち込んでる暇があるなら優太に好かれるよう努力しなきゃ!それに相手がAじゃ嫉妬する価値もない!」

「おいどういう意味だ!」



夏海が良い子すぎて自分が惨めになる。

夏海だけは悲しませたくない。優太との接触は極力控えよう。



「Aは何か進展あったの?」

「あー実は、紫耀好きな人いるみたいで…」

「美咲さん!?」


夏海の問いに無言で頷く。



「やっぱりかーー!ただならぬ人だとは思ってたけど本当にそうだとは…!」

「いやでも美咲さん結婚してて…」

「えええ!?なにその展開!どういう事!?」

「あたしもよく分かんないけど…」



それから、今日あった大体の事を夏海に話した。

口に出して話してみても、やっぱり不思議な事が多すぎて良く理解できなかった。


「で、今紫耀さんがいないと」

「うん。一緒に帰ってきたのに見てない」

「これは美咲さんのところかー?」

「やっぱそうなのかな…いやでも旦那さんといるはずだし…」

「よし、電話しよう。紫耀さんに」

「え!?今!?!?」

「今今!ほら早く!!!」



夏海はあたしに無理矢理携帯を握らせた。

あたしは知ってる。こういう時、夏海は絶対折れない。



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あーや(プロフ) - このお話本当大好きです!キュンキュンします(*^^*)これからも楽しみにしています!!! (2016年7月31日 21時) (レス) id: 5dc9787a97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 続き楽しみにしてます\(^^)/ (2016年7月25日 15時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 思わず見入ってしまいました!青春って感じでとても好きです!続き楽しみにしてます! (2016年7月18日 2時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mini | 作成日時:2016年7月17日 16時

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