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部屋に着くと、案外心配していたらしい半泣きの夏海にお説教された。
ごめんねと言うと抱き締められた。
思い出すのは優太の感触だ。汗ばんだ腕と、耳にかかった吐息。
「・・・・だからね！ね！A？聞いてる？」
「えっ、ああ、うん。聞いてるごめんね」
「優太絶対お腹空いてるし、早く下行こ！」
「うん、行こう」
ごめん夏海、また隠し事してしまった。
いや、わざわざ話す事でもない。
それに優太があたしを心配しすぎたからの事で、もしあの立場が夏海でもそうしたよ。
「いただきまーす！やべ！これ美味い！」
朝来た場所に行くともう既に夕食は用意されていた。
紫耀もいなくて、広い宴会場で4人だけは少し寂しい。優太の無駄にうるさい声も響く。
「夏海にんじんくれ」
「ありがとう顕嵐…」
嫌いな物をさり気なく食べてくれる優しい男どこにいますか？ここにいますよ！
どうして夏海は顕嵐じゃだめなの…
「まじでA、次お前どっかいなくなったりしたら許さねーからな！？」
「口に食べ物入ったまんま喋んなよ」
「あたしいなくなってないし！顕嵐ちゃんと伝えてよ！」
「いや俺がAなら忘れ物取りに行っただけだって言い終えた頃にはもう優太いなかったんだよ」
「優太めちゃくちゃ焦ってたもん」
「うっせ！！！それ言うな！！プライベートだろ！！！」
意味わかんねーー
なんでちょっと恥ずかしがってんの？
「いいね、Aは優太に愛されてて」
「バカ、俺は夏海も顕嵐も愛してるよ」
「優太の片思いだな」
「だな」
「おい！夏海まで！！！」
優太本人にはただの笑い話に過ぎない。
でもあたしには分かる。夏海が無理して笑ってることくらい。
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あーや(プロフ) - このお話本当大好きです！キュンキュンします(*^^*)これからも楽しみにしています！！！ (2016年7月31日 21時) (
レス) id: 5dc9787a97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 続き楽しみにしてます＼(^^)／ (2016年7月25日 15時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 思わず見入ってしまいました！青春って感じでとても好きです！続き楽しみにしてます！ (2016年7月18日 2時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mini
| 作成日時：2016年7月17日 16時
