３２話 ページ32
「俺と付き合わない?」
言葉を返せないでいる私に続けて
「影山のことは忘れなくていいし 俺の前では無理しなくていいから 全部受け止める」
その言葉が私の心にポッカリと空いていた穴を埋めてくれて
私は自然に身を委ねるように
「はい」
と返事をした
帰りの電車
立っている人はまばらで混み合ってはいないものの
他人とのパーソナルスペースを空けると
自ずと二人の距離は近くなる
「カワイイ…」
急にボソッと聞こえた言葉
「え？」
「あっ ゴメン… もう気持ち抑えなくていいと思ったら口に出た／／／」
照れている京治さんを見て私も恥ずかしくなる
「京治さんって結構ストレートですよね なんか以外」
いつもクールな感じとのギャップ
「そうかな でも好きな子は特別でしょ」
言われ慣れてない言葉が次々と並んで
告白されたときよりも
ドキドキが止まらない
京治さんが降りる駅で私は乗り換え
やっとドキドキがおさまるかなと思ったけど
「乗り換えこっちだよね」
「はい えっ 大丈夫です 一人で帰れます」
「夜遅くに一人で返すわけないでしょ」
いつものバイトが終わる時間とそう変わらないのに家まで送ってくれた
家に帰って今日のことを思い返す
京治さん いつからそんな風に思っててくれたんだろう…
バイト先で知り合ってずっと"優しい先輩"だと思ってた人が彼氏かぁ
飛雄のこと忘れなくていいって言ってくれたけどホントにいいのかな
なんて考えてたら日付は変わっていた
京治もう寝た?
A起きてますよ
返信すると直ぐに電話かかかってきた
「はい」
「遅くにごめん」
「いえ 大丈夫です」
「なんか実感わかなくて声聞きたくなった」
「はい///」
京治さんってこんなにイケボだったっけ
耳に優しく響く声にドキドキしながら少し話しをして電話を切った
布団に入っても嬉しさからかなかなか寝付けなかったけど
こんなに幸せな気分で眠りにつけるのはいつぶりだっただろう…
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ローミー(プロフ) - 藍妃さん» ありがとうございます!全くダメージ受けてないので大丈夫です。引き続き私の妄想話にお付き合い頂けると嬉しいです! (2020年9月1日 19時) (
レス) id: 6346088ebc (このIDを非表示/違反報告)
藍妃(プロフ) - めっちゃ好きですこの話！！下の奴なんか気にせず頑張ってください！ほんとにほんとに更新ずっと待ってます！！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
飛雄影山(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 0時) (レス) id: 109b8e2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - この話シリーズ好きすぎて何回読み返したことか、、再開まってます (2018年9月11日 22時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 楽しいです！ぜひぜひ更新頑張ってください！ (2018年2月28日 18時) (レス) id: e587183d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ローミー | 作成日時：2016年10月8日 21時
