３０話 ページ30
入学して１年が経った
春のポカポカ陽気のお昼過ぎ
"店近くの水道管が破裂して断水になったので午後は休業になりました"
店長からのL○NE
４限が終わったあと
バイトなくなったし久しぶりに図書館で勉強しようと向かっていると
プルルル…プルルル…
あれ？お店からだ
「はい」
「あ ごめんなぁ 急に休みになって」
「いえ 大丈夫です」
「あのさぁ 京治だけ返信ないんだけど大学で会ったりしてない？」
「会ってないですけど…」
「そっか まあ京治の家近いから大丈夫か」
京治さん スマホ忘れたのかな?
２時間ほど図書館で勉強したあと
京治さんのことが気になって
L○NEを送ってみるけど返信はない
部活かな？
ちょっと体育館覗いてみようかな
えっと…どっちだっけ?
入学してもうすぐ１年が経つけど
体育館に縁のない私は場所を知らなかった
校内図を確認すると図書館からそう遠くはなかった
体育館に近付くと
シューズが擦れる音
ボールが跳ねる音
ちょっと懐かしく感じる
入口からヒョコっと覗くと
バレー部はサーブの練習中
あ…京治さんいた
バレーをする京治さんを初めて見た
梟谷だっただけあってやっぱり上手い
あ 小鹿野さんも上手いなぁ
なんて
バレーを見る目は肥えてるから
ついフォームとかを見てしまう
「サーブ練おわりー ストレッチするぞー」
小鹿野さんの掛け声でみんながボールを片付け始めた
バレー部の人たちが少しずつ私の存在に気付き始める
「あれっ Aちゃんどうしたの ハッ まさかマネージャーをする気になってくれた!?」
それ いつの話ですか小鹿野さん…
「すみません 違います… 京治さんに用があって」
「そっかぁ… 京治ー」
ちょっとショボンとしながらも呼んでくれた
汗をかいているものの涼しい顔の京治さん
「どうしたの？」
「部活中すみません 店長からの連絡って見ました?」
「え なに? 今日スマホ家に忘れて」
「やっぱりそうだったんですね お店の近くの水道管が破裂して午後は休業って連絡があって」
「えっ じゃあ休みか」
「はい それじゃあ お邪魔しました」
「あっ いや あの…」
珍しく口籠る京治さん
「部活もうすぐ終わるからご飯行かない?」
「はい じゃあ待ってます」
急なお誘いだったけど
気を許している京治さんだから
すぐに受け入れることが出来た
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ローミー(プロフ) - 藍妃さん» ありがとうございます!全くダメージ受けてないので大丈夫です。引き続き私の妄想話にお付き合い頂けると嬉しいです! (2020年9月1日 19時) (
レス) id: 6346088ebc (このIDを非表示/違反報告)
藍妃(プロフ) - めっちゃ好きですこの話！！下の奴なんか気にせず頑張ってください！ほんとにほんとに更新ずっと待ってます！！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
飛雄影山(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 0時) (レス) id: 109b8e2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - この話シリーズ好きすぎて何回読み返したことか、、再開まってます (2018年9月11日 22時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 楽しいです！ぜひぜひ更新頑張ってください！ (2018年2月28日 18時) (レス) id: e587183d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ローミー | 作成日時：2016年10月8日 21時
