１４話 ページ15
終業式を終え教室に戻る途中
「宮せんぱーい インターハイ頑張ってくださぁい」
と侑くんに声をかける後輩たち
校内にファンクラブがあるって聞いたことあったけどホントだったんだ…
普段の生活態度を見てるからかイマイチ納得出来ないんだよなぁ
「百瀬… なんやその目は」
どうやらジト目になってたらしい
「ゴメンw バレーが上手い姿が想像出来ひんくって」
「上手いからインハイ行くんや」
「そうやけど 普段がアレやん?」
「アレってなんやねん! ほんなら試合観に来いや」
今年のインターハイの会場は大阪
同じ関西といえど片道2時間程かかるし北先輩を見るのは控えたい…
「てか… 観に来るよな」
さっきの口調とは大違いで急に口ごもる
「えっ なんで」
「北さんと約束してないん」
「してるわけないやん!」
「付きおうてるんちゃうん」
そうだった
この前恥ずかしさのあまり否定もせず話を終わらせてしまった
北先輩とは付き合ってないってこと
家に行ったのはおばあちゃんに偶然会ったからってことを話すと安堵した表情になった
「片道2時間ってちょっと気合い入れな観に行かれへんわ」
「ほんなら決勝だけ来たらええやん」
その言葉を自信持って言えるところがスゴイ
北先輩のことはあるけど決勝まで行くならそれは応援したい
それにインハイの決勝に出てる先輩を見れば
自分とは遠い所にいる人って実感出来るかもしれない
芽生え始めてた恋心に蓋をし夏休みに入った
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ローミー(プロフ) - ありがとうございます!キュンキュンしてくれて良かったです! (2021年4月5日 15時) (
レス) id: 6346088ebc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ好きです…！良い作品ありがとうございました！ギュンギュンしてやばかったです！ (2021年4月4日 22時) (レス) id: 27afdf50c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ローミー | 作成日時：2020年12月30日 15時
